忍者ブログ

SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。

モラトリアム

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

SF読もうぜ(157) 『オレがSFなのだ 奇想天外放談集②』

img089.jpg

雑誌『奇想天外』にて行われたSF関係者の対談集


 筒井康隆さんが「純文学誌に書けば?」と言われているのが、現在の目で見ると非常に印象的ですね。小松左京や星新一の名前を挙げて、この人たちは純文学が書けるんだとおっしゃっています。まあ、SF作家が純文学も書けるということを証明したのは、ご自分だったわけですが。

 あと、面白かったのは、野田昌宏・伊藤典夫・森優、この三氏の対談で、書店の本棚で自分が買おうとしていたものが、続々となくなっていく・・・・・・当時、誰のしわざかと思った・・・・・・などのお話がよかった。

 『スター・ウォーズ』『未知との遭遇』を当時の人がどう感じたかが見られるのも大変面白かった。伊藤典夫さんは「八回見た」と自慢してらっしゃいます。ちなみに、まだ日本では公開されていない時期のこと。何回見たかで競っていたり、そういった子供っぽいところが、読んでて笑いを誘います。みんな、無邪気ですねえ。

 時代の雰囲気を感じられる楽しい本でした。
PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

TRACKBACK

Trackback URL:

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

最新TB

フリーエリア

カウンター

アクセス解析

プロフィール

Copyright ©  -- モラトリアム --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]