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SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。

モラトリアム

   

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SF読もうぜ(264) ジャック・フィニイ『盗まれた街』

 アメリカ西海岸沿いの小都市サンタ・マイラで、奇妙な現象が蔓延しつつあった。夫が妻を妻でないといい、子が親を、友人が友人を偽者だと思いはじめる。はじめ心理学者は、時おり発生するマス・ヒステリー現象と考えていた。だがある日、開業医のマイルズは友人の家で奇怪な物体を見せられた。それは人間そっくりに変貌しつつある謎の生命体――宇宙からの侵略者の姿だったのだ!奇才フィニイが放つ侵略テーマSFの名作。
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海外古典を読む④ デフォー『ロビンソン漂流記』

 難船し、ひとり無人島に流れついた船乗りロビンソン・クルーソーは、絶望と不安に負けず、新しい生活をはじめる。木材をあつめて小屋を建て、鳥や獣を捕って食糧とし、忠僕フライデーを得て、困難を乗りきってゆく。社会から不意に切り離された人間が、孤独と闘いながら、神の摂理を信じ、堅実な努力をつづけてゆく姿を、リアリスティックに描いたデフォーの冒険小説である。

河合隼雄『無意識の構造』

 私たちは何かの行為をしたあとで「われ知らずにしてしまった」などということがある。無意識の世界とは何なのか。ユング派の心理療法家として知られる著者は、種々の症例や夢の具体例をも取り上げながらこの不思議な心の深層を解明する。また無意識の中で、男性・女性によって異性像がどうイメージされ、生活行動にどう現れるのか、心のエネルギーの退行がマザー・コンプレックスに根ざす例なども含めて鋭くメスを加える。

海外古典を読む③ アプトン・シンクレーア『人われを大工と呼ぶ』

 ドイツの前衛映画『カリガリ博士の手筐』を観た帰りにビリイは反独派を名乗る映画ゴロに殴り倒される。逃げ込んだバルトロマイ教会でふと祭壇の上のキリスト像を眺めると、肖像画のキリストがその手をビリイに差し伸べた!現代に降り立ったキリストが共産党員と間違われて起る大騒動を描いたアプトン・シンクレアの傑作。

梅棹忠夫『情報の文明学』

 「情報産業論」などの画期的論文を含んだ梅棹忠夫の「情報」に関する論文集。

岡田斗司夫『「世界征服」は可能か?』

img217.jpg アニメや漫画にひんぱんに登場する「世界征服」。だが、いったい「世界征服」とは何か。
 あなたが支配者になったらどのタイプになる?
 このさい徹底的に考えてみよう!

SF読もうぜ(262) 早川書房編集部編『日本SF・幼年期の終り―『世界SF全集』月報より―』

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1968年10月に刊行が開始された『世界SF全集』(全35巻)。その月報に掲載された星新一、手塚治虫、佐野洋、谷川俊太郎などの珠玉のエッセイが、日本にSFが根づきだした時代を見事に描き出す。
1968年10月、「世界初の画期的企画」と銘打たれた『世界SF全集――21世紀の文学』がスタートした。『ハックスリイ/オーウェル』『レム』『ヴォクト』と次々に刊行されていったこの『世界SF全集』に、毎月付録としてはさみこまれた月報には、星新一、筒井康隆、眉村卓などのSF作家はもちろんのこと、三木卓、谷川俊太郎(詩人)、手塚治虫、松本零士、石森章太郎(漫画家)、都筑道夫、生島治郎、佐野洋(ミステリ作家)など、そうそうたるメンバーがエッセイをよせている。それらのエッセイには、それぞれの著者のSFへの熱い想いが凝縮しており、日本にSFがようやく根づきだしたこの時代――1970年前後のSF界の状況をみごとに映しだしている。世界SF大会が日本で開かれる2007年に、日本SFの原点ともいえるこの時代を映し出す鏡として、全105篇のなかから34篇を厳選して収録する。(ハヤカワ・オンラインより)

SF読もうぜ(260) 豊田有恒『あなたもSF作家になれるわけではない』

 SMとの混同にもめげずSFを志した〈苦闘の時代〉から、苦心の原稿をバッサリ切られてお礼を言ってしまった〈未曾有の時代〉、「鉄腕アトム」のシナリオに参加した〈映像の時代〉、「破壊された男」に衝撃を受けた〈翻訳の時代〉を経て、縦横無尽の〈創作の時代〉へ。日本SFの揺籃期から興隆期を自ら体験した著者が複眼多岐の視点から綴るインサイド・エッセイ。SFもまた、その個体発生は系統発生を繰り返す!?

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