ミュージシャン、小説家、エッセイスト、テレビタレント、ラジオパーソナリティ、俳優…若者が憧れる数々の職業を経験してきた著者が教えるサブカル処世術。(白夜書房 帯より)
いや、食うつもりはないですよ。
でも、ちょっと憧れる。怪しいオジサンたちに。
大槻ケンヂさんのエッセイのファンです。
音楽も少し聴いてます。好きなのはオザケンのカバーの「天使たちのシーン」、「Guru」(セリフ入りのやつ)、「サンフランシスコ10イヤーズアフター」などなど。
高校生の時に、大槻ケンヂのエッセイに救われました。大げさに言うと。
「肩の力を抜けよ」と語りかけてくれた気がしました。諸星大二郎とか「トンデモ本の世界」とか、世の中には面白いものがいっぱいあることを教えてくれました。
語り起こしが小学生からなので、大槻ケンヂの半生を時代背景を絡めて知ることができて、楽しかったです。いかにしてバンドがデビューし、サブカルで食えるようになっていくのか。「才能・運・継続」という彼の教えは訓話めいてはいるものの、だからこそ本物なのでしょう。これまでもエッセイで読んできたさまざまな逸話が端々で登場してきて、たいへん懐かしかったです。
ファンの方及び、サブカルで食べたい方はぜひ。
ちなみにサブタイトルは「就職せず好きなことだけやって生きていく方法」。
・・・就職する前に出会いたかった。
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