SFに興味があるけれど、どの作品から読めばいいかわからない人、読書の幅を広げたい人、最近のSFはわからないと思っている人、そしてもちろんSFが大好きなあなたへ―本書は『ソラリス』から『火星の人』まで海外SFの新たなスタンダードをご紹介したガイドブックです。巨匠の作品から最新の必読作まで全100冊を選定し紹介するガイド、SF作家のエッセイ、完全保存版のハヤカワ文庫SF全作品データを収録。(ハヤカワ文庫紹介文より)
最近、SFを読む暇もなかったので、情報源として読んでみました。
わかったのは、自分が80年代以降のSFにはとても疎いということでした。
疎いということは、逆を申せば、個人的にはそこに豊穣の大地が広がっているということ。まだ読んでいない名作が転がっているということ。少しワクワクします。
すでに、古典に入れられそうな名作もいろいろとりこぼしていることがわかり、よかったです。そういえばシオドア・スタージョンってあんまり読んでないとか、クリストファー・プリースト?まったく手つかずだ、とか。サミュエル・R・ディレイニーのアレもコレも読んでないとか。
作品紹介を読んで、読みたくなったものがある頁には付箋を貼っているのですが、本が付箋だらけに。『夢幻諸島から』『航路』『殺戮のチェス・ゲーム』エトセトラエトセトラ。
本の最後には簡略な海外SF史がついており、復習におすすめ。
まだまだ自分の踏破した地はわずかなものだと思い知らされる本でした。嗚呼、もっと本を読む時間が欲しい…と思わせてくれるSF紹介本です。
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