荒木飛呂彦がこよなく愛するホラー作品の数々は、『ジョジョの奇妙な冒険』をはじめ、自身が描いた漫画作品へも大きな影響を与えている。
本書では、自身の創作との関係も交えながら、時には作家、そして時には絵描きの視点から作品を分析し、独自のホラー映画論を展開する。巻頭には「荒木飛呂彦が選ぶホラー映画 Best20」も収録。ホラー映画には一家言ある著者の、一九七〇年代以降のモダンホラー映画を題材とした偏愛的映画論!(集英社新書:紹介文より)
ホラーは「癒し」!
本書で繰り返し使われるこのフレーズ。
ホラーファンならわかりますよね?
ゾンビ論がとても面白い。
一種のユートピアとしてのスーパーマーケット。
モノとしての人、身体の損壊。(筒井康隆さんの論評を思い出すなあ)
その他、ホラー作品への愛と鋭い分析を見せてくれます。
すてきなホラー紹介本になっていて、さっそく、「パラノーマル・アクティビティ」見ました。すてきに怖かったです。
恐怖は生きるためのスパイスです。『ジョジョ』の魅力の一つには「恐怖もの」というのがあるんだなあと今更ながらに気づきました。ジョジョの奇妙な味の源泉を知りたい方はぜひ読んでみてください。
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