奔放な女性はなぜモテるのか。男の嘘と女の嘘は、種類が違う?『ティファニーで朝食を』『赤と黒』『アンナ・カレーニナ』など世界の名作15編の恋模様を、現代の恋愛エピソードにからめてリアルに軽やかに紹介。ときめき、切なさ、情熱、嫉妬…場所や時代は違っても、恋する気持ちは変わらない。恋愛短歌の名手が複雑な女心と悩める男心に迫る、甘くてスパイシーな文学案内。文庫オリジナル。(集英社文庫:紹介文より)
近代海外名作古典の恋愛評。
まあ、凄まじい話が多いのなんの。
女性らしい視点の切り込みと思わず声を出して笑う強烈なツッコミ。
特にモームの「月と6ペンス」は男が勝手すぎてツッコミも冴えわたり、読んでみたくなりました。「ロリータ」の意外性や「武器よさらば」へのツッコミ、「女の一生」の凄絶さもものすごかった。
ただ、物語の結末まですべて言及しているので、そういうのがだめな人はよしたほうがいいのかもと思いました。
この方の「恋する」シリーズ、他のものも読んでみたくなりました。
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