「グミ・チョコレート・パイン」から22年。「のほほん」シリーズから23年。40代後半になってなお、奇跡の”のほほん”状態を続けるオーケン「ひとまず最後のエッセイ」。電車の中で読めないレベルの抱腹絶倒エッセイから、ちょっと胸にチクっと来るエッセイまで、ゆるりと安定の〝エッセイ芸〟ここに極まれり。(PARCO出版HP:紹介文より)
一抹のさびしさ。
最後のエッセイ・・・ですか。
十数年、オーケンのエッセイを読み続けた。
古本屋をはしごして文庫本を探した。
対談集も買ったし、筋肉少女帯のCDも買った(あれ?本末転倒?)。
読者の評判が悪かったと書いているオカルトにもはまった。奇妙な世界が大好きになったし、小説にもたいへんはまった。精神の不安定さを吐露しているときには応援した。オーケンのエッセイは灰色の青春時代(そんなに悪くなかったけれど)を救ってくれたものの中の一つだった。
読んでいて何度吹き出し、そして、自分を重ねて熱くなったことか。
おつかれさま、そして、ありがとう。
筋少も再結成したし、きっと次のエッセイもいつか出るよね。
それまで気長に待っていよう。 (BGM:「戦え!何を!?人生を!」
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