SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。
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6年前、東洋プロレスの梶原年雄に敗れ、自らの肉体を鍛え続ける丹波文七と竹宮流・泉宗一郎の野試合は凄絶をきわめた。文七の名は立会人・姫川勉の口から北辰空手総師・松尾象山の耳にも届く。子犬のようにつきまとう少年・久保涼二をつれ、文七は東京へ。目指すは梶原!格闘小説の金字塔第一弾。
今朝新聞を読んで、クラークが亡くなったのを知った。
ヴォネガットが死んだときもショックを受けたが、今回も同様のショックだった。クラークはSFファンには特別の思い入れの発生する作家だと思う。それはクラークの作品が、入門者がSFの戸を叩くときに、必ず現われる古典となっているからだ。『幼年期の終り』は僕にSFのなんたるかを教えてくれた、SFの中のSFだ。キューブリックとの合作『2001年宇宙の旅』は面白さを通り越して、僕を呆然とさせた。
こんな素晴らしい体験をさせてくれて、ありがとう!心からそう思う。
ご冥福をお祈りいたします。