忍者ブログ

SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。

モラトリアム

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

爆笑問題「日本文学者変態論 日本史原論」(幻冬舎)

日本の文豪たっぷり24人分!偉大な彼らの人生と作品を調べてみたら、みんな変態で破綻者ばっかりだった。そんな人達が今はなぜ“文豪”なのか。その秘密を太田光が漫才形式で読み解く!!(幻冬舎:紹介文より)

 大好きな爆笑問題の日本史原論シリーズ。

 文士のスキャンダラスな部分を抽出。
 泉鏡花は潔癖症でハエが大嫌い。それで家の中の食べ物には筒がかぶせられていた。
 小学生で「二君に仕えず」といった司馬遼太郎。
 谷崎潤一郎と佐藤春夫の奥さんを譲るという約束でこじれる小田原事件。
 太宰の四度の自殺未遂。
 芥川は「吾輩も犬である」というパロディを書いていた。
 藤村が姪と不倫して・・・というのは有名だし。

 いずれも「へー」ボタンを連打したくなるトリビアばかり。(ちょっと古いかな?)
 買ってから少し寝かしてあったので、ネタの鮮度は今読むと落ちているのですが、それも含めて味になっています。やたら、「船場吉兆」を連発しているので、その時期に出た本なんだなあとわかります。

 あとがきでは、時代の異物である文豪が世界とつながるための手段として表現を選んだこと、そして世界とつながるために凶行に起こす人もいると述べてあります。大槻ケンヂも同じようなことを書いていたけれど、すごく共感してしまいました。数日前に逮捕された爆破予告で出頭していた青年も同じような気持ちだったのかなあ。
PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

カレンダー

12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

最新TB

フリーエリア

カウンター

アクセス解析

プロフィール

Copyright ©  -- モラトリアム --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]