SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。
モラトリアム
新着記事
• 2021.04.01 (映画)
「ジェームズ・キャメロンのSF映画術」EPISODE2 宇宙探索
• 2021.03.31 (SF小説)
SF読もうぜ(373) 夢枕獏・大倉貴之編 『日本SF名作集成1 タイムスリップの不思議』
• 2021.03.30 (映画)
「ジェームズ・キャメロンのSF映画術」EPISODE1 地球外生命体
• 2021.03.13 (サブカル文献)
西日本新聞社都市圏情報部『九州漫画家図鑑』
• 2021.03.07 (漫画)
編集:図書の家『少女マンガの宇宙 SF&ファンタジー 1970-80年代』
カテゴリー
未選択 (70)
SF小説 (247)
漫画 (109)
バカSF (1)
映画 (37)
作品別目次 (4)
S-Fマガジン (84)
海外文学 (14)
SF文献 (24)
学術書 (4)
サブカル文献 (10)
ミステリ (15)
日本の古典 (2)
SF研究 (16)
スポーツ (2)
近現代文学 (12)
ホラー (5)
アーカイブ
2021年04月(1)
2021年03月(4)
2021年01月(4)
2020年12月(2)
2020年11月(1)
コメント
• 2021.02.11 / from:師子乃さん
疾駆する物語 黒田硫黄『セクシーボイスアンドロボ』
• 2016.03.06 / from:じゃんリョウタさん
SF読もうぜ(201) 筒井康隆『霊長類南へ』
• 2016.03.06 / from:ヌルさん
SF読もうぜ(370) 小松左京「召集令状」(角川文庫)
• 2016.02.16 / from:ヌルさん
「幻獣の話」池内紀(講談社現代新書)
• 2014.07.11 / from:後藤 仁さん
名作の原点 宮崎駿『シュナの旅』
リンク
ふしぎ図書室
ファンタジーのひとつぶ
わしには、センス・オブ・ワンダーがないのか?
時間旅行~タイムトラベル
360度の方針転換
目次が日本一のブログ
きまぐれザムザの変身願望
アルファラルファ大通りの脇道
Manuke Station:SF Review
積読日記
HOME
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2024/11/24 (Sun)
▲TOP
SF読もうぜ(324) ポール・アンダースン『タイム・パトロール』
西暦19352年、瞬間移動の研究に関連して、ついに時間航行の方法が発見された。だが、これは人類にとり諸刃の剣だった。過去を知り未来を知ることが可能になったことで、人類は飛躍的な発展をとげた。その一方で、過去に干渉して未来を変えようとする、いわゆる時間犯罪が多発したのだ!かくて時間管理局――タイム・パトロールが設立された。時の航路を監視し、歴史を正しい軌道に保つために・・・・・・時間テーマSFの傑作
時間管理局に就職した主人公を中心とする四つの連作短編集。
歴史改変に目を鋭くとがらせ、時間をさかのぼり犯罪者を罰するタイム・パトロールのお仕事が描かれています。
冒頭は時間管理局への就職のための面接から始まるという地味な始まりながらも、次第にすっ飛ばして大規模な歴史改変を阻むラストは壮観です。
いずれも歴史の改変を止めるために奮闘する主人公エヴァラードの活躍を描いており、いちおう高校でも世界史をとっていた身としては興味津々です。その内容はざっと以下のよう。
第一話 タイム・パトロール・・・19世紀ロンドンの古墳の中より放射性物質を強く放出するオーパーツが発見さる。はたしてこれは誰が?
第二話 王者たるの勇気・・・タイム・パトロール員の一人キースが紀元前のイランで行方不明に。彼は果たしてどこへ消えたのか?
第三話 邪悪なゲーム・・・アメリカ大陸を発見したのはコロンブスではなくて、中国人だった?彼らを追い返すためにエヴァラードたちは13世紀に跳ぶが・・・・・・。
第四話 滅ぼさるべきもの・・・ガールハントのために二万年前の欧州から現代のニューヨークへ帰ってきたエヴァラードとサラワク。ところがそこにはニューヨークとは別物の世界が広がっていた・・・。
僕のイメージしていたタイム・パトロールは、藤子・F・不二雄の漫画に登場する、もういい加減事件が解決した後で、おっとり刀で犯人を連れていくだけの制服の男たちの姿なのですが、本書に登場する人物たちは現地に溶け込もうと現地人の格好をし、睡眠学習で言語を覚え、郷に行っては郷に従えとばかりに順応する、どちらかといえばスパイに近いイメージの人々です。「時の守護者」という格好いい名前の割には、仕事は地味かつ命懸けかつハード。少なくとも僕には適性がなさそうな職業。お仕事小説なだけに、仕事にも悩みます。遥か未来の人類が進化した存在であるデイネリア人の指令はわけがわからないし、現場の人間には細かな規則がつきまとうし、歴史を元の線に戻そうとすれば幾人ともしれない人間の存在をなかったことにしなくてはならないし・・・・・・。大きな力をもってしまったがために思い悩むという場面には、アメコミのヒーローのような悲哀があります。そういったところが、職業人として共感もあり、おもしろかったです。
同シリーズに長編もあるようなので(『時間線の迷路』)いずれ読んでみたいと思います。
PR
2012/08/12 (Sun)
SF小説
Comment(0)
▲TOP
<< SF読もうぜ(325) ジョン・ウインダム『チョッキー』
HOME
SF読もうぜ(323) ロバート・A・ハインライン『夏への扉』 >>
COMMENT
NAME
TITLE
MAIL
(非公開)
URL
EMOJI
COMMENT
メッセージをどうぞ
PASS
(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
カレンダー
10
2024/11
12
S
M
T
W
T
F
S
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
最新記事
「ジェームズ・キャメロンのSF映画術」EPISODE2 宇宙探索
(04/01)
SF読もうぜ(373) 夢枕獏・大倉貴之編 『日本SF名作集成1 タイムスリップの不思議』
(03/31)
「ジェームズ・キャメロンのSF映画術」EPISODE1 地球外生命体
(03/30)
西日本新聞社都市圏情報部『九州漫画家図鑑』
(03/13)
編集:図書の家『少女マンガの宇宙 SF&ファンタジー 1970-80年代』
(03/07)
リンク
ふしぎ図書室
ファンタジーのひとつぶ
わしには、センス・オブ・ワンダーがないのか?
時間旅行~タイムトラベル
360度の方針転換
目次が日本一のブログ
きまぐれザムザの変身願望
アルファラルファ大通りの脇道
Manuke Station:SF Review
積読日記
カテゴリー
未選択 ( 70 )
SF小説 ( 247 )
漫画 ( 109 )
バカSF ( 1 )
映画 ( 37 )
作品別目次 ( 4 )
S-Fマガジン ( 84 )
海外文学 ( 14 )
SF文献 ( 24 )
学術書 ( 4 )
サブカル文献 ( 10 )
ミステリ ( 15 )
日本の古典 ( 2 )
SF研究 ( 16 )
スポーツ ( 2 )
近現代文学 ( 12 )
ホラー ( 5 )
最新TB
最新CM
No Title
[02/11 師子乃]
読んだなぁ~
[03/06 じゃんリョウタ]
21世紀失楽園
[03/06 ヌル]
虹作戦(レインボー・オペレーション)を追え
[02/16 ヌル]
絵本『犬になった王子 チベットの民話』(岩波書店)
[07/11 後藤 仁]
フリーエリア
[PR]
マンスリーマンション
カウンター
アクセス解析
アーカイブ
2021 年 04 月 ( 1 )
2021 年 03 月 ( 4 )
2021 年 01 月 ( 4 )
2020 年 12 月 ( 2 )
2020 年 11 月 ( 1 )
ブログ内検索
RSS
RSS 0.91
RSS 1.0
RSS 2.0
プロフィール
HN:
A・T
性別:
非公開
Copyright © --
モラトリアム
-- All Rights Reserved
Design by
CriCri
/ Photo by
Geralt
/ powered by
NINJA TOOLS
/
忍者ブログ
/ [PR]
COMMENT