星新一との仕事でも知られる天才イラストレーター・真鍋博が、頭の体操として考え、あたため、育ててきた“夢の発明品”129個の大博覧会!実現可能に見えるものからユーモアにみちた珍発明まで、ポップで精細なイラストとその解説文で、未だ実現しない夢に見る“日本の未来”を40年も前から語り続けています。日本SF界を支えた“思考”と“発想”をご堪能あれ!(ちくま文庫:紹介文より)
真鍋博さんの発明品。
アイデア冴えわたるイラスト集。
お気に入りは下記二つ。
昼行灯:明るいところを暗くしてしまう照明。お昼寝するときに使いたい!
発病薬:仮病する奴がいるかもしれないから気をつけろと解説文にはあるけれど、まさしくその目的のために使いたい。
すごいなと思ったのは、四角い卵。たしかにあの楕円は包装に困るし、非経済的だ!
もひとつ、工場列車。工場で生産してからでは遅い。輸送システムはもったいない。作りながら配達までこなしてしまう。これが実用化されたら、さらなる流通革命が起こるに違いない!
と妄想が止まらない本となっております。
ちなみに解説によると、上記の昼行灯の技術はすでに開発されている模様。
科学に不可能はない・・・のかも。
真鍋博の他作品感想
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