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SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。

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疾駆する物語 黒田硫黄『セクシーボイスアンドロボ』

2799d8be.jpg 文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞作品。

 将来スパイを夢見る少女ニコ。彼女はテレクラのバイトをしているところを裏世界の大物にスカウトされる。七色の声と玩具のロボットで買収したオタクのフリーター青年「ロボ」を使って、彼女は指令を次々とこなしていく。

 2007年4月から日本テレビ系連続ドラマとして放送されるそうです。主演は松山ケンイチ。ん?待てよ。主役はニコだよ?14才の女の子だよ。ロボははっきりいって、ニコの道具にすぎませんよ?
 と、いろいろ突っ込みどころは多いのですが。それに、こんなイケメンがロボだなんて・・・・・・。僕ならウド鈴木をキャスティングするのに・・・・・・。
 月刊化にともなって、連載中断し、そのまま終わってしまったという経緯のあるマンガ。それでもめちゃめちゃ面白いです。僕のオールタイム・ベスト。
 14才の女の子がテレクラのサクラをしているというちょっと衝撃的な冒頭で始まるのですが、それが「人間観察」のためであり、「将来はスパイか占い師になりたい」とさめた視線で世の中を見つめながらも、うちに熱いものを秘めた現代少女の姿が浮き上がってきます。
 内容はかなりスタイリッシュ。スピード感が気持ちいい。なんといっても、それはセリフの軽妙なやり取り、また、ニコの素晴らしく回転の速い頭が繰り出す思考の妙だと思います。
 そして、一方ではロボという、もう、とっても情けない青年がいて、そいつが物語の道化役としていい味を出している。おもちゃのロボットで買収され、定職もなく、女にだまされても気づかず、携帯のメモリが消えれば「かける相手いないし・・・・・」と自分を慰め、警察には冤罪で捕まり、電話一本でニコに使われる。本人は何も知らないままに重大事件に関わらされているというのに、今日も彼はテレクラに入り浸る・・・・・・。そんなロボを松山ケンイチが・・・・・・(←しつこい)。
 個人的に一番お気に入りのシーンは、ニコが「宇宙で私だけ」と決め台詞をいうシーン。あとは、関節技を極められ、ムチウチになりながらも、妙に前向きなロボをニコが「ある意味人を幸せにしてるんだがなあ」と述懐するシーンです。
 スタイリッシュなマンガを読みたい人はぜひ。しかし、一番肝心なニコ役はいったい誰がやるんだろうか?気になるところです。

 追記:ドラマはいまいちです。(6/3)
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