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SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。

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カテゴリー「漫画」の記事一覧

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編集:図書の家『少女マンガの宇宙 SF&ファンタジー 1970-80年代』

70年代SFファンタジーの傑作短編萩尾望都「ユニコーンの夢」A5サイズで初収録!!あの頃の少女マンガ家たちがイマジネーション豊かに描き上げた、ハヤカワ文庫のカバーイラスト106点も一挙収録!図版点数300点超!魅惑の少女マンガワールド。「SF&ファンタジー少女マンガ635作品リスト」ほか、作家・作品・雑誌を図版とテキスト3万字超で紹介!


 少女マンガのSFファンタジー作品を系統的に紹介してくれる本という認識で僕は読みました。
 詳しい人は、「ああ、こういう作品あったなあ」という思いで読むんだろうなとも思いました。

 僕は83年生まれなので、ほとんどが生れる前の作品なので、まだまだ読んでいない名作がたくさんあり、興味を持ちました。

 読んでみたいと思ったのは、山岸涼子の「妖精王」、和田慎二「超少女明日香」、竹宮恵子「地球へ」、坂田靖子の作品、「超人ロック」ですね。

 最近、児童向けのSFアンソロジー(「SFセレクション」)で、少女マンガのSFを読むことがあり、とても面白く、「そういえば、まだまだ開拓できていない分野がある!」と思ってしまったので、この本を手に取ったのです。これまでも、川原泉の作品や萩尾望都の「11人いる!」などは衝撃的だったのですが、主だった少女マンガのSFも読んでいないようじゃSF好きを名乗れないなというよくわからない矜持が働いています。

 後半部では、ハヤカワ文庫FTの表紙など、少女マンガ家が起用されたいきさつなどがあって面白かったです。ジャック・フィニイ作品の表紙やアーシュラ・K・ル・グィン作品の「ロカノンの世界」(萩尾望都)「幻影の都市」(まつざきあけみ)の表紙などは強烈に印象に残っています。

 少女マンガとSFファンタジーへの愛に満ちた本で、ほっこりしながら読みました。
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高橋葉介『海から来たドール』 (ぶんか社コミックス)

「海から来たドール」平凡な学生・トオルが出会ったのは、恐竜にまたがった不思議な娘・ドール。
「砲台」死んだ祖父とのある「約束」を守るため、砲台の中に住み続ける少女だったが……。
「テレパス」好きな相手に想いを伝えられる方法がるとしたら……?
「海妖」航海士を襲う船の上での怪奇現象!
「たった一人の日本人」世界中の日本人が、ある日突然、死亡! 残されたのは平凡な人生を歩んできた田中一郎(25)ただひとり。
「妖獣の女王」炭坑に潜む妖獣たちが、人間を食い殺す!
「竜神伝説」地球の危機に、風・水・火・土をつかさどる者たちが集い、救世主となる!?



 高橋葉介の短編集です。

 とても時代を感じる作品集でした。
 物語の素材は、南洋への憧れを感じるものや伝奇的作品、SF作品など、すごく80年代的(その頃僕はまだものごころついていなかったけど)で懐かしい。


五感に対する不信感 諸星大二郎『あもくん』

息子の守は、幼い従姉妹に「あもくん」と呼ばれている。キャンプに来たものの、乗り気でない私と守は二人で森を散策した。日が暮れ、疲れた守を背負ってキャンプ場に戻ると……。家族の日常に潜む異界を描く!


 連作短編集で、シリーズものでありながら、この先どうなったのかわからない、というったものが多く、平然と次の話が始まります。そして、そのつながっていない最後の一コマの断ち切られた感じ、というのも一つの味となっていて、いいですね。


荒木飛呂彦『岸部露伴は動かない』(2)

杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。作品づくりに一切の妥協を許さない彼が、様々な取材先で出会った尋常ならざる体験とは…!?シリーズ第2弾は『望月家のお月見』『月曜日 天気-雨』『D・N・A』『ザ・ラン』の4編を収録。


 一言で表すと、まさに「奇妙」な連作短編です。

 NHKの実写ドラマ「D・N・A」の原作を含んでいます。
 「くしゃがら」も入っているかと思いましたが、これは小説版に収録とのこと。残念。


荒木飛呂彦『岸辺露伴は動かない』(1)

杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。好奇心に溢れ、リアリティを追求する彼が、さまざまな取材先で体験した恐怖のエピソードとは…!? 『懺悔室』『六壁坂』『富豪村』『密漁海岸』『岸辺露伴 グッチへ行く』の5編を収録。


 NHKにて、三夜連続で実写ドラマ化されるということで第一夜を見ました。
 高橋一生、さすが!という感じで、ドラマは大満足でした。

 『ジョジョの奇妙な冒険』の本編はPart6までは読んだものの、スピンオフ作品は読んだことがなかったので、手にとってみました。ドラマとなった「富豪村」も第一巻に収録されています。


諸星大二郎を読む 諸星大二郎『美少女を食べる 諸星大二郎劇場第3集』

奇奇怪怪な世界へと誘う、至高の短編集。

秘かに開催されている、『悪趣味クラブ』。
悪趣味の限りを語り合う禁断の会合で、
今宵俎上に上がったのは“とある美少女”。
世にもおぞましい悪食晩餐会が、今はじまる―――――

鬼才・諸星大二郎が描く、全てコミックス初収録の奇怪譚のオムニバス。
パンドラの箱を開けた時、あなたはきっと、まだ見ぬ不思議に遭遇する。



 うーん、まずはすごい題名だな、と。

 いつにも増して、悪趣味というか、なんか振り切っている感じがありました。


何度読んでもすばらしい 岩明均『寄生獣』

右手に寄生生物・ミギーを宿した泉新一はミギーと共に他の寄生生物と戦い続ける。”人間とは何か”を問う問題作。(講談社の作品紹介より)


時間が熟成した物語 本多健志『Stop!ナデシコさん』

img239.jpg 本多健志によるギャグ漫画。01~02年『週刊ヤングサンデー』に連載。

 榊撫志子、17歳。彼女は「最近心に留まったこと」を口にしながら、ピンクレディーの「UFO」の決めポーズをすると一日に二度、十分ずつ時間を止めることができる。世界征服さえ可能なこの能力も純真な彼女には遅刻を避けたり、人助けに使われたりで日常の延長でしかない。しかも、彼女のおっちょこちょいな性格のおかげで、大騒動になることも・・・・・・。

ジェネレーション・ギャップ 浦沢直樹『20世紀少年』

日本が高度成長期のまっただ中の1970年代。夢と希望に満ちあふれた時代。少年たちが空想した世界。地球滅亡をもくろむ悪の組織、東京を破壊し尽くす巨大ロボット。世界は混沌し、滅亡に向かっていく。それに立ち向かい地球を救う、勧善懲悪の正義のヒーローとその仲間たち。こんな下らないストーリーを“よげんの書”と、少年たちは名付けた。大人になるにつれ、そんな空想の記憶は薄れていく。
 しかし、1997年幼なじみの死をきっかけに、その記憶が次第に呼び覚まされていく。そして、世界各地の異変が昔幼い頃空想した、“よげんの書”通りに起こっていることに気づく。出来事に必ず絡んでくる謎の男“ともだち”との出会いによって、全ての歯車は回り出す。悪の組織“ともだち”に、ヒーロー“ケンヂ”は果たして立ち向かえるのか。(wikipedeaより)

なぜ秘書に萌えるのか? 藤木俊『こわしや我聞』

img207.jpg 主人公の工具楽我聞は、高校生にして解体業社「工具楽屋」の社長も勤めている。表では家屋やビルなどの解体を請け負っているが、裏では政府や企業から表沙汰に出来ない物件の破壊を請負う「こわしや」を本業としている。…が、経営状況は芳しくない。兵器売買グループ・真芝との戦いをはじめとした社長業、楽しい仲間たちとの学生生活、そして工具楽仙術の修行を通じて「こわしや」らの活躍・成長を描く(Wikipedeaより)。『週刊少年サンデー』に2004~05年連載。

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