野田宏一郎『SF英雄群像⑫ジョン・カーステアズ フランク・ベルクナップ・ロング作』
今度は植物採集者のヒーローです。
○
ジョン・ウインダム『技術的ミス』
初めてのはずなのに以前から知っているような気のする出来事や場所にあなたが出くわしたら、それは理由があるのです・・・。
なぜ、デジャヴはあるのか?というお話です。
○
アーサー・C・クラーク『憑かれたもの』
その『群』は星から星へと渡って、ついに地球へとたどりついた。
余韻の残るラストがよいですね。
草下英明『SF宇宙生物学講座 宇宙は生命に満ちている』
宇宙生物のイラストがなかなか可愛い。
◎
レイモンド・F・ジョーンズ『騒音レベル』
物理学、数学、電子工学―――一堂に集められたあらゆる分野にわたる世界有数の科学者たちにあたえられた問題は、まったく狂気じみていた。占星術、神秘学、心霊術を応用して、反重力装置を作れというのだ!
楽しかったです。こういうラストだったら、面白いよなあという期待がかなえられたのでよかった。既成概念を解体して、再構築しようということでしょうか。
△
リチャード・マティスン『深なさけ』
銀白の宇宙船はゆるやかな弧を描き、赤緑色の地肌を見せる大地めがけて降下した。そこは男の精気をすう女の惑星だった!
というキャプションですが、どうも内容は違います。フェミニストに怒られそうな作品ですけど。
大伴昌司『SFを創る人々・その17 日下実男氏』
科学者は尊敬するなあ。
伊藤典夫『マガジン走査線』
いろんなスミスの紹介。コードウェイナー・スミスの名前も出ています。
第三回日本SF大会レポート
大阪です。主催は『NULL』。
さいえんす・とぴっくす
カモメ、ジェット機を襲撃(濠)見出しはすごいが、ジェットにカモメが巻き込まれただけです。
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クリーヴ・カートミル『巨獣』
たった今まで何もなかったデスクの上に、突然、抱きしめたくなるほど可愛い動物が実体化して、しかも喋ったのだ!
なかなか面白い。けれど、最後がなんだか気に食わなかった。
SF DETECTOR
『復活の日』刊行。
スタニスラフ・レム『ソラリスの陽のもとに』
とばしました。
△
フレドリック・ブラウン『暗黒の方へ』
クラッグは名うての犯罪者であり密輸業者であり殺人者でもあった。その彼が、なぜ高名の判事の秘密指令で脱獄させられたのか・・・・・・
ふつー。けしていい意味で使われることのないフツー。アイデアもありふれていて、人物造形も安っぽく感じてしまった。
総評:ベストは『騒音レベル』。こういうお話は大好きです。あとは、全部普通というか、微妙というか。
人気カウンター①大宇宙②最初の接触③落陽2217年④太陽連合⑤種の起源 一位はぶっちぎりハインライン。これはうなずけます。
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