女装には二つのタイプがあると思います。まず、
気持悪い女装(例『うる星やつら』であたるやコースケがやった女装)。次に、
可愛い女装(『エイケン』における三船伝助の女装。あの絵柄を受け入れられるかは意見が割れそうですが)。昔は前者が多かった、最近では後者が増えているというのが私の印象です。
ところで、皆さんはゲームが好きでしょうか?私はゲームを一切しません。私のゲーム歴は
ゲームボーイで止まっています。そんな私ですが、『週刊ファミ通』は欠かさず読んでいます。最近はニンテンドーDSの躍進が目立ちますね。私は中学生の時、『セガvs任天堂』というノンフィクションを読んで以来、ゲーム業界ウォッチが趣味なのです。
さて、私が『ファミ通』を欠かさないのはそれだけではありません。『ファミ通』に掲載されている連載マンガを読むためです。その題名は『たかまれ!タカマル』。近藤るるるによる学園マンガです。
華音高校に入学した小笠原隆丸は「打倒『ファミ通』」を掲げる「S.M.L(ソフトメーカーラバーズ)」編集部にむりやり入部させられます。そこで編集員として活躍しながら、さまざまなトラブルに対処していく。こういったお話です。
このマンガの最大の売りはエロさだと思います。ハンパないです。最近ではヒロインの座を追われそうになっている元祖ヒロイン香椎綾は「S.M.L」の表紙撮影で
マリオのコスプレをオーバーオール一枚でやらされ、ポロリ寸前。顧問の佐藤和美先生の
魔乳。主要登場人物の風呂シーン。大リーグ養成ギブスはブルマ姿の女性部員に絡まり、大変なことに。最近では豪雪の中、女子部員の幸地ゆきえと二人で取り残され、裸で暖め合う寸前までいったり、ゆきえの自我が呪いによって
メス犬に変わってしまい、大好きなタカマルのお顔をベロベロ舐めていたりと暴走ぶりは止まりません。さすが、『ハイパーあんな』で
百合を、『天からトルテ』で
ロリを極めた(?)近藤先生です。
そして、この作品ではショタを極めたと思います。タカマルは背の小さな可愛い系の男の子。作中では一言もそんなこと語られていませんが、それは彼が女装をした時に、男どもが「けっこうかわいくね?」と囁き交わし、誰も男だと気づかなかったことからわかります。そう、彼は女装をするのです。
一回目の女装は学園祭で「S.M.L」が
メイド喫茶をやったときのことです。この辺からすでにきな臭いです。
部員全員がメイド姿で営業。部長(♂)のキモさに比べて、タカマルはメイド姿にウィッグまでつけられて
完全武装でした。知人にさえ男の子とばれない完璧ぶり。あげくの果てには
親友(♂)に惚れられるという素晴らしい展開に。
二回目は女子プロレス愛好会の試合で。友人の頼みを断りきれずにリングに上がることになった「S.M.L」部員幸地ゆきえを救出するために「
チャーミーたかこ」としてアイドルレスラー系のフリル突き衣装で登場。結果、リングの上で男の大事な部分を観客にさらすというはめに・・・・・・。
三回目はお兄ちゃん大好きキャラ蓮沼莉子の兄の見合いの邪魔をするために
ゴスロリの格好で蓮沼さんのお兄さんの彼女
「めろんちゃん」を熱演。そのときのタカマルの台詞。「めろん瞬ぴょんの彼女だしぃ ふたりはラブラブなんだよぉ(はあと)」。巻末の設定では「メロンたんは
メロメロ星から遥々地球に遊びにきた
メロリン王国のお姫様(略)そんなメロンたんのコンプレックスは胸とおしりがあんまり大きくないこと。「
瞬ぴょんの赤ちゃん産めるかなぁ」って心配しちゃうってさ」。「てさっ」ていわれても・・・・・・(あさぎ風)。最近、ハーレム展開でさまざまな女性に囲まれているタカマルですが、その被虐キャラっぷりはどんなに美少女キャラが頑張ろうが勝てそうにありません。今後もタカマルには
真のヒロインとしての自覚を持って頑張ってほしいと思います。
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