懲りずに今日もSF漫画。今日は
富沢ひとし『プロペラ天国』。2001-2002年、『ウルトラジャンプ』連載。
合成人間と普通人間の共存する未来世界。
出来の悪い姉桜田子糸に強くなってもらいたくて、桜田子鐘は『恋愛探偵組白書』に倣って恋愛探偵組を設立し、学校内に起こる事件の解決を請け負った。幾つかの事件を片付ける内に合成人間たちに不穏な動きがあるのがわかって・・・・・・。
可愛い女の子と
グロい描写が混在する特異な作家富沢ひとし。この物語でも存分にその魅力(?)が発揮されています。
富沢ひとしは
うじうじした女の子を描かせれば天下一品。本作は他作品に比べればそうでもないですが、後半以降その状態が楽しめます。
グロ描写の例を挙げると
首だけ静止状態の女の子が胴体をプロペラに変化させ、高速で回転しながら敵を切り裂く。文字で描くとなんのことだかよくわかりませんが一度見れば忘れることはできないと思います。
ストーリーはなかなか複雑で、説明も特にないため、読み取りにくいですが、自分で物語の行間を埋めるのが好きな人には楽しいかもしれません。
富沢ひとしにしかみられない特異な雰囲気が味わえる作品です。
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