SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。
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野田宏一郎「SF実験室⑥人造人間銘々伝」
タロスやゴレムなどの人造人間のお話。アダム・リンクの紹介。
◎F・L・ウォーレス「大いなる祖先」
地球人型の生物は、意外にも、銀河系宇宙のいたるところに住んでいた。つまり、彼らは共通の祖先から派生したのだ!
たしか、SFマガジンベストと銘打たれた『冷たい方程式』で読みました。こういうある意味残酷なオチは好きなのでいいです。途中の宇宙船内の農園の様子もいいですね。
△豊田有恒「殺人者」
外界から隔絶された宇宙船アリアケ号内に、突如、跳梁しはじめた残虐な姿なき殺人鬼!その正体は、十五名の乗員の仲の誰か?
うーん、凡庸。
◎アルフレッド・ベスター「鋼鉄の音」
「地球最後の女」は、無人のデパートからドレスを購入した。彼女は自分の理想の部屋を作るのに夢中だった。そんな彼女の眼の前を一人の男が横切った。
地球最後のカップル?取り残された二人はせっせと家具や楽器を集めます。大原まり子氏の小説のような雰囲気を感じました。ただ、最後に何者か(エイリアン?)が現われるとこがなきゃ、もっと好きだったかもしれない。異常状態での日常生活みたいなところが面白かったんでねえ。「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」のコンビニでのメガネたちの買い物を思い浮かべました。
謝世輝「日本月探検隊1990年 その2 -ある科学者の現実的空想-」
隊員二人死亡。
伊藤典夫「SFスキャナー」
SFアンソロジイの紹介。
第四回日本SF大会(TOKONⅡ)開かる
星新一さん、若いなあ。
さいえんす・とぴっくす
DDTがめぐりめぐって南極で発見されたそう。ちょっと怖いなあ。松やにでガンを治療(ソ連)の記事はきっと間違いだったんだろうなあ。
草下英明「SF宇宙生物学講座 宇宙は生命に満ちている 最終回」
クザコフ先生の講座もこれでおしまい。マリナー四号の火星近接写真で生命の存在が否定されたことで、がっかり。では、木星はどうだ、というお話。UFO私見などもあって、総決算になっております。
大伴昌司「トータル・スコープ」
「メリー・ポピンズ」の紹介。
SF DETECTOR
創元推理コーナーで評論家の奥野健男氏がSFを褒めてらっしゃる。
○チャド・オリヴァー「転移」
タイムマシンで、勇躍、25万年過去の周口店へと飛びたった人類学者は、そこに意外な事実を発見した。人類の租、北京原人は影も形もなかったのだ。
実は人類は・・・・・・という話は好きなので。チャド・オリヴァーの作品は物語が大きいので好きですね。
△H・B・ヒッキー「鳥か魚か」
村人に呼ばれてきた神父は驚いた。その穴の底にいるのは、時間の隙間から侵入してきた機械だったのだ。
うーん、よくわからなかった。ペテロという職人のキャラクターは少し好きでしたけどね。自分の恋人は神の創造物の中でも、とびきり最高なんだとさ。
光瀬龍「百億の昼と千億の夜」第一回
前号の予告では「百億の昼百億の夜」となってました。変ったほうの題名のほうがいいですね。
総評:裏の広告スペースではパイロット(万年筆の会社)がショート・ショートを募集して掲載するという「パイロットSFコーナー」というものがあるのですが、梶尾真治さんの「宇宙宣教師」という作品が載っています。ベストは「大いなる祖先」。ベスターも面白かったです。
人気カウンター①シマック「ハウ-2」②「果しなき流れの果に」③眉村卓「惑星総長」④ガンソフスキー「接点」⑤ワルシャフスキー「憂慮すべき徴候なし」。これまでの最高点1.62を獲得し、シマック独走です。確かにこの作品は楽しかった。
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