冥王星の彼方から〈巨人たちの星〉のガニメアンの通信が再び届きはじめた。地球を知っているガニメアンとは接触していないにもかかわらず、相手は地球人の言葉のみならず、データ伝送コードを知りつくしている。ということは、この地球という惑星そのものが、どこかから監視されているに違いない・・・・・・それも、もうかなり以前から・・・・・・!!
スターウォーズです。前作と打って変わってスパイ戦だの戦争だのと、派手な内容に!しかし、超面白いですわ。
ただ、作品内容は神聖的とさえ思われた第一作からすると、いささか安っぽくなってしまったかなあという感じがしないでもない。まあ、これはシリーズものの宿命でしょうが。
最終的にジュヴレン人の総統がたどった運命も、あまりに伏線がみえみえだったために、効果半分といったところが、これまた残念だったような気も。
しかし、人類の趨勢をすでに地球に来ていたやつらが操作していたとは!都合の悪いことは皆そいつらに押し付けてしまったけど、それでいいんでしょうかねえ?一抹の不安を感じながらも、やはり、アメリカとソ連のスパイが仲良くなるところなんか、不覚にも感動してしまった。
クラークの『太陽系最後の日』の後日譚のような印象もありますね。人類はあくなきそのバイタリティで、先人達に追いつき追いこせとなる、という・・・・・・。本当に人類がこの作品で描かれているような生き物であったらなあ・・・・・・と切に思います。
さらに続編『内なる宇宙』があるようなので、これも読まなくては!
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