木星最大の衛星ガニメデで発見された二千五百年前の宇宙船。その正体をつきとめるべく総力をあげて調査中の木星探査対に向かって、宇宙の一角から未確認物体が急速に接近してきた。隊員たちが緊張して見守るうち、ほんの五マイル先まで近づいたそれは、小型の飛行体を繰りだして探査隊の宇宙船とドッキング。やがて中から姿を現したのは、二千五百年前に出発し、相対論的時差のため現代のガニメデに戻ってきたガニメアンたちだった。前作「星を継ぐもの」の続編として数々の謎が明快に解明される!
うーん、ジェントルマン。
ガニメアンは本当に優しいのですね。草食動物が進化したものだそうですが、まったく平和主義でいいなあ。しかし、人類が闘争本能で進化してきたというのも一理あって、どっちもどっちというところでしょうか。
中途まで、アニメ版ドラゴンボール並の前回のあらすじと前置きの長さに辟易してしまいましたが、ガニメアンの宇宙船が現れてからは、本当に一気に読み終えました。
しかし、本当に楽天的なお話で、僕だったら、ガニメアンが地球に降りてきた時にテロの一つでも書き込みたくなりそうですが。ラストも非常に楽天的で、続編が気になります。
ただダンチェッカーが最後に明かすことは途中から予想できてたので、前作ほど衝撃を受けなかったのは確かですね。しかし、それを割り引いたとしても面白すぎです。
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