戦後の古典、名作をたどり作家たちの手法を読み解く!
まんがやアニメの「読み継がれるべき」作品を、その意義である手法を軸に紹介。
「第一部・まんが論」では手塚治虫、梶原一騎、萩尾望都、吾妻ひでお、岡崎京子が、「第二部・アニメ論」では宮崎駿・高畑勲、出崎統、富野由悠季、ガイナックス、そして補講として石ノ森章太郎が挙げられています。
個人的にはあと大友克洋とつげ義春を挙げたいところです。アニメでは押井守です。が、紙幅の関係で仕方がないのでしょう。まんがの方はすべての作家の作品は読んでいるのですが、肝心なものを読み逃している感があります。『ポーの一族』とかは前から読んでみたいと思っているのですが。岡崎京子は逆に苦手で読めないんですよね。現実をえぐる部分があるので、それから目を逸らしたいと思っている僕のようなモラトリアム人間にはきついのです。
アニメでは一応出崎作品意外は見ているのですが、僕はリミテッド・アニメが苦手なので、ほとんど劇場作品しか見ないので・・・・・・。僕が最初にアニメを見て死ぬほど感動したのは『天空の城ラピュタ』で主人公たちの躍動感ある動きに魅了されたのです。だから、フルアニメーションでないと画面をじっと見ていられないんです。『トムとジェリー』が大好きなんですが、ああいうアニメーション特有の動きみたいなのが、リミテッド・アニメでは見られず、口だけ動くという画面を見ているのが辛い。もちろん、作画がいかにひどかろうとそれを超えるドラマ性があれば『ガンダム』みたいに面白いものはできるんでしょうけど。逆にリミテッドという文字通り限定・制約があったからこそ、日本のアニメーションは内容やドラマ性で勝負できたんでしょうか。
本全体の感想としては、「勉強になりました」と感謝するのと共に、「もっとスタンダードな作品を挙げたほうがいいのでは?」という気がしました。吾妻ひでおなんてのは本当にマイナーな存在であったはずだし、作家論に偏りすぎている感じがしました。ま、なにはともあれ実際にここに挙げられた作品にあたってみようと思います。
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COMMENT
初めまして
僕はSFが大好きな二十代で、子供の頃からSF小説を読み、SF映画を見て、育ってきました。
このサイトには偶然辿り着いたのですが、昔のS-Fマガジンの内容の紹介を読み、感動しました。よくここまで、S‐Fマガジンを集められましたね。ぼくも去年から、ハヤカワSFシリーズを蒐集して、読み耽っています。
もし宜しければ今度、ぼくの読んだSF小説をご紹介しますね。お互い、古典SFを愛読する者として、友好を深めましょう。
今夜は遅いので、この辺で・・・。
無題
最近は忙しくて、ブログの更新もあまりできていませんが、ちょこちょこ読んだりしています。
お名前はヌルさんですか。筒井康隆がお好きなんでしょうね。面白い本がありましたら、ぜひ教えてください。いろいろ情報交換しましょう!