極秘プロジェクトに参加し、その間の記憶を消して多額の報酬を得ていたコンピューター・エンジニアのマイケル。だが約100億円の報酬を得られるはずの大仕事を終えた彼に残されたのは、意味不明なガラクタだけ。しかもガラクタを送りつけたのは自分自身で、さらに何者かに彼は命を狙われていた。一体なぜ? はたして記憶を失った間に、どんな出来事が彼の身に起きたのだろうか!?
原作はフィリップ・K・ディック。大好きな短篇です。けっこう、原作に忠実でよかった。
封筒に入っているアイテムを使いつつ、窮地を脱していく。それは、○○を発明したから。最初に提示されたアイテムが役立っていく様子にパズルのピースがはまるような感覚。気持ちいい。
ジョン・ウー監督ということで、アクション巨篇となっております。やっぱり、爆発だぜ!とばかりにバンバン爆発。き、気持ちいい。カーアクションも決まってて、いいなあ。ただ、同じSFとはいえ『マトリックス』のカーアクションにはかないませんな、やっぱり。あれは、本当に「SFカーアクション」だもの。これは、普通のカーアクションだから。
ところで、僕はユマ・サーマンがあまり好みではありません。僕だったら、最初のほうに登場した秘書のお姉さんのほうがいいな。ただ、彼女のことは忘れ去ってしまったようですが。主人公もユマ・サーマンとの記憶をすごく失っていますが、これからの二人の関係に齟齬をきたすことはないんでしょうか。「あのとき、あなた、こういったじゃない!」と詰問されそうな気もします。ああ、でも、これは普段の生活でもありえることだから、逆に開き直れそうな気もします。「忘れたものはしょうがねえだろ!」。ああ、こう強気に出れたらいいなあ。
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