カリフォルニアの田舎町、ウッズボローで殺人事件が起きた。高校生ケイシーが不気味な電話を受け取った後、恋人と共に惨殺されたのである。同じ高校の女生徒シドニーもまた、その電話を受け取っていた。彼女はマスクを被った人物に襲われたが、駆けつけた恋人ビリーに助けられる。だがビリーは犯人として疑われ、逮捕されてしまった。しかし、またもシドニーに不気味な電話がかかってきたのだ……。
面白かった!スプラッターホラーの名作です。
ホラー映画の構造解析を登場人物自身がやってみせ、その通りに死んでいくもの、そうでなく死んでいくものなど、殺し方のバリエーションをさまざまな手法で「魅せる」知的というか、マニアックな通向けのスプラッターホラー。
なんていうか、悪ふざけが過ぎる感じが、物語の調子をいい感じに狂わせていて、「サイコ」ホラーにぴったりなんだけど、微妙な不快感すら漂います。アメリカの高校生ってこんな馬鹿ばっかりなのか、と思ったけれど、実は伏線だったんだねー。ラストはちょっと衝撃でした。これまでになかったラストだー!バカだなあ。
マスクを被った犯人がいったい誰なのか?容疑者は全員・・・・・・。このスリルあふれる展開。そして、もちろん最初にドリュー・バリモアをもってきたところが素晴らしい。あそこで一番キャリアのある女優をもってくるところが、まずほかの映画とは違うなあ。
しかし、シドニーはあまりにも可愛そうです。でてくる奴も嫌な奴やら、情けないやつやら、マトモなのがいないところがいいですね。ただ、見てるほうも自分が嫌な奴に思えてくるところもあります。少し覚悟のいる映画ですね。
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