木多康昭が
危険すぎるネタをぶち上げまくった挙句、
打ち切りになってしまった作品。あまりの連載期間の短さに、単行本発売時には
上下二巻同時発売という最近の週刊連載作品では珍しい形式になってしまいました。
あらすじ紹介から見てもわかるように、当初の主人公
米良勝男はもちろんSMAPをバイクレーサーになるために脱退した
森且行さん(現在日本でも一流のバイクレーサー)がモデルです。この時点で非常に危険なような気がしますが、他のIGARASHIメンバーの顔も
SMAPそのものです。非常に危険です。さらに、光源氏の諸星クンがモデルの人物が爆死したり、草薙クンをモデルにした人物が宇宙の塵になってしまったり、誰がどうみてもやばいです。
『泣くようぐいす』でも脇役の顔が
堀越のりだったり、
斉藤洋介だったりしたわけですが、今度は天下のSMAPです。それどころか、佐野史郎や坂口厚生大臣や「おはスタ」の山ちゃん(
サトラレ)など写真をトレースしたがごとく、芸能人瓜二つの登場人物が続々登場。「
さすがにヤバイだろう・・・・・・」と当時、木多ファンは誰しも思ったでしょうが、同時に「
やってくれたぜ、木多康昭」と思った人も大半だったでしょう。
その後、
30ページも書いたのにネタが危険すぎてボツになったり、「大人の事情パンチ」で
藤沢先生の多すぎる急病での休載を揶揄したり(単行本では削除されたが、このとき
富樫先生の似顔絵を使って「僕も病気だよ」と発言させたのは有名)、人と馬の愛の結晶である
馬男が登場したり、蟲使いならぬ
ブス使いが現れたりして、どこへ向かっているのかわからないまま、打ち切りになってしまいました。
最終回は
名誉毀損による民事裁判に向かう木多康昭とマガジン編集の話。
ある意味、期待通りな終幕に僕は心の中で拍手喝采しました。「もうこの人の漫画はこれで見納めかもなあ・・・・・・」。そう思って寂しくなったりもしましたが、突如として『ヤングマガジン』で「生存確認」したときは嬉しくて飛び上がりました。そして内容も期待通りで
危険な内容で死にそうに嬉しかったです。
木多康昭の戦いはまだ続いている!そして、これからも続くだろう!今度はなにを
やらかしてくれるのか・・・・・・。大いに期待したいと思います。
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