紺野美雪という女子高生を主役としたフェチ漫画。
あふれ薫るフェティシズム・・・・・・。「いやあ、制服ってほんとうにいいものですね」とばかりにいつでもどこでも制服です。寝るときでも、海に外出するときでも、
常に制服を着用。
『紺野さんと遊ぼう』という題名どおり、「女の子をある種のシチュエーションに放り込んで、その反応を見る」という
一般人から見ると不可解な趣旨の漫画。しかし、これが面白い!
夏、汗ばむ暑気の中、制服でスイカを食べる紺野さん。いろんなものの匂い(臭い)をかぐ紺野さん。いろんなものを踏んづける紺野さん。この辺は
普通のフェティシズム(そんなものがあるかどうかわかりませんが)の範囲としてわからないこともないかもしれません。
しかし、それだけでなく、紺野さんは
巨大化して東京湾に上陸したり、逆に
小型化して12センチになったり、(制服で)
宇宙に行ったり、
阿修羅像と抱擁したり、ほとんど
SFフェティシズムというような領域にまで達しています。
本編だけの楽しさだけでなく、「紺野さんのやる気のないコスプレ」では、制服(もしくはジャージ、体操着)での本当にやる気ないコスプレ姿を拝むことができます。
ジオングや、『北斗の拳』
のやられキャラや、
ラスカルなどが僕のお気に入り。
巻末には、別の漫画家が描いた紺野さんの姿を収録。黒田硫黄の不気味な紺野さんや、山本直樹、沙村弘明らの紺野さんらが見られます。その中でも、特にいいのが志村貴子の
失禁する紺野さん。志村さんも同様の経験があるのだそうです。
ちなみに、全エピソードの中で、一番お気に入りなのは、「一撃」という紺野さんが、
制服姿で護身術を指南してくれるというものです。
「
セーラー服って・・・・・・・・・いいよね・・・・・・・・・。」(by安田弘之:あとがきより)
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