平井和正氏が純文学やニューウェーブにかなり敵愾心を燃やしてらっしゃいますが、それはちょっと見識が狭いのではないかなあという感想を抱きました。
「SFマインドを考える」では、やはりハードSFを書いてほしいとか、境界線はどこだろうというお話になっています。筒井康隆氏がSFジャンルの広がりの象徴として名をあげられていますが、結局筒井氏はSFジャンルからは、少し離れてしまいましたからねえ・・・・・・。
「ショート・ショートとSF」では、やはり星新一氏のお話が興味深く面白かった。
「福島正実氏を偲ぶ」では、小松左京・半村良両氏が福島正実さんとの思い出を語ってらっしゃいます。福島さんは誰とでも喧嘩したそうです。
「SFのホンヤクについて」では矢野徹・伊藤典夫・浅倉久志・柴野拓美の四氏が翻訳の裏話などを語っておられます。勉強会を開いたり、皆さん勉強熱心。
素人なので基本的には御三家の作品しか呼んでいないのですが、なかなか面白かったです。ただ、ものすごく失礼なことを書くのですが、筒井さん、星さん、小松さんなどの大家と比べれば、他の一部の作家の人たちの発言はやはり小者っぽく思えてしまいました(←本当に失礼)。
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