野田宏一郎『SF英雄群像⑥キムボール・キニスン エドワード・E・スミス作』
レンズマンシリーズ。古本屋で目にはするものの、手をのばすのに躊躇しています。
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小松左京『自然の呼ぶ声』
不可解な殺人事件があいついで起った。しかも犠牲者はかならずF類で、M類は一人もいなかった!未来社会を深奥から呼ぶ声は?
なかなか面白かった。こういった未来社会の男女の姿は好き。ジェンダーの作家のものは苦手ですが。
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ポール・アンダースン『シルチスの決闘』
禁じられた火星人狩りをやろうとリアダンはやってきた。クリーガは周囲の自然の助けを借りて逃げ延びることはできるか?
なんだかリアダンの考え方が不快なんですが、侵略の歴史をイメージして描いているのだと思われます。逃亡はドキドキ。
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広瀬正『異聞風来山人』
クリーニング屋の常吉が古文書をもって作家の私のもとへやってきた。どうやら、平賀源内に関係あるもののようだ。
タイム・トラベルもの。広瀬正初登場です。東都書房のSFシリーズで、『マイナス・ゼロ』を準備中とのこと。
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フィリップ・ホセ・ファーマー『進めや進め!』
果てしなく波浪の重なり合う大海原を、三隻の帆船が西を目指していた。コロンブスの指揮する探検隊である。
オカルト科学の考え方を導入した愉快な一品。ばかばかしいラストもよかった。
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ジョン・ウインダム『時間錯誤』
街で声をかけられた私は彼に知らない女性のことを尋ねられる。しかも、爵位などもっていないのに、名前に称号すらつけられるのだ。
敬愛するウインダム氏の作品としては、普通でしたが、やっぱり彼の小説中の恋愛はロマンチックでよろしいです。女性の「お試し期間」っていう言い方が現代的でおかしい。
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手塚治虫『SFファンシーフリー 最終回 昨日と明日の私』
時間もの。フツーのできです。どうしたのか、セリフや吹き出しが手書きなのですが。時間なかったのかな。
さいえんす・とぴっくす
編みものは電子で(英)これはタオル工場とかで、現在使われている技術じゃないですかねえ。
アーサー・C・クラーク『未来のプロフィル』
第五章 時間について
SF DETECTOR
大江健三郎『空の怪物アグィー』ちょっと読んでみたい。小松左京との対談も行っている。
星新一『夢魔の標的』
とばしました。
△
ピーター・カーター『もや』
亡霊が出る屋敷にぜひ亡霊を見てみたいという男がやってきた。
びみょー。
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グレプ・アンフィロフ『私と私でない私』
実験を禁止された私は、所長に無断で実験を行う。私のコピーを作り出す実験なのだ。
うーん、もう少し哲学的な作品にもできそうだけれど。最後のはでもちょっとこわいかなあ。
伊藤典夫『マガジン走査線』
ファンタジイSFの特集。ロバート・F・ヤング『時に忘れられた家』の紹介。バラードの『スクリーン・ゲーム』の紹介も。
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アイザック・アシモフ『夜来る』
六個の太陽を持つこの世界には、夜がなかった。だが今、五千年に一度起る完全な日没と日蝕が、夜を、闇をもたらそうとしていた!
えーっと・・・・・・。名作だということですが、僕にはよくわからなかった。どのへんがすごいんでしょうか・・・・・・。面白いのは面白いんですが・・・・・・。
総評:ベストは小松左京。『夜来る』のすごさはよくわからなかった。
人気カウンターは①『トラブル・パイル』カットナー②夢魔の標的③『前線基地の人びと』ゲオルギー・グレーウィッチ③『めざめ』ヴォクト⑤『永劫のさすらい』クラーク この号読んでいないので、わからない。
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