◎
アイザック・アシモフ『証拠』
バイアリイはロボットである-そんな情報がUSロボット社の博士のもとに寄せられた。彼は、本当にロボットなのか?
これは『われはロボット』収録作の中でも特に好きなものでした。読んだときの状況まで覚えている作品ですから。面白い。
○
チャド・オリヴァー&チャールズ・ボーモント『終りの始め』
タイムマシンを発明したクロード・アダムス氏は荒廃した世界に立っていた。
あらゆるSF的シチュエーションを網羅したパロディ作品。まあまあ、面白い。
岡俊雄『SF映画展望16 1940年代のファンタジイ映画その2』
『虹を摑む男』見たいなあ。
△
フレドリック・ブラウン『シリウス0』
辺境惑星で、商売をしている一家は、新たな惑星を発見する。そこには信じられない光景が・・・・・・。
うーん、ぴんとこなかった。
△
福島正実『なべてどの世もことはなし』
病院に胃の診察に訪れた計介は、閃光を感じる。家に帰ってみると、そこは次元の違うパラレル世界だった。
うーん、これも微妙な感じ。よくある、という印象はぬぐえない。
日下実男『地球物語(16)』
失われた大陸のお話。
さいえんす・とぴっくす
魚がダムのために遡れなくなり、わざわざ魚用のエレベータを作って、海へ泳いでいくというソ連のお話が面白かった。
○
リー・サットン『みちづれ』
クウィンシーの脳内には、ある女性の意識が際限なく流れ込んでくる。しかも、彼の意識は逆に彼女の中へと流れ込んでいくのだ。
最後いい話になるかなあ?と予測しつつ、どん底に落としてくれました。
アイザック・アシモフ『電子怪物ベブ』
電子ボルトについて語っておられる。
△
高橋泰邦『宇宙塵』
隕石の激突は酸素タンクを破壊した。宇宙船船長バンはやがてくる死に必死に抵抗する。
うーん。やっぱり、海外の作品の中に挟まれてしまうと、日本ものは辛い感じがします。
△
星新一『闇の眼』
闇の中、テレパシイを持つ息子を持つ両親は、その苦悩を表現しまいと努力する。
ラストが『ママだけが知っている』に似てますな。
◎
ダニエル・F・ガロイ『プライアブル』
人の意識に応じ、動かすことのできるプライアブルという物体の利益をめぐり、連続殺人事件が起こる。乗員七人の中、誰が犯人なのか?
プライアブルという人の意のままに動く物質(?)を使って行われる連続殺人。これこそSFミステリ特有の異常状態での殺人。サスペンスフルです。
多岐川恭『二十一世紀の夢 宇井氏の整然たる一日』
推理作家の描く、未来の推理作家。個人の名を借りた制作集団になっています。これは、むしろ漫画家の制作システムに似てます。アイデア担当、プロット担当などがいて、最後は電子頭脳に相談する・・・・・・。なかなか面白い。
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