ハルヒと出会ってから俺はすっかり忘れた言葉だが、あいつの辞書にはいまだに「退屈」という文字が光り輝いているようだ。その証拠に俺たちSOS団はハルヒの号令のもと、草野球チームを結成し、七夕祭りに一喜一憂、失踪者の捜索に熱中したかと思えば、わざわざ孤島に出向いて殺人事件に巻き込まれてみたりして。まったく、どれだけ暴れればあいつの気が済むのか想像したくもないね・・・・・・。非日常系学園ストーリー、天下御免の第3巻!!
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「涼宮ハルヒの退屈」
「野球大会に出るわよ!」部室に入るなり、涼宮ハルヒは宣言した。草野球大会にむりやり出場させられることになったキョン以下SOS団団員は負けず嫌いの団長のため、勝つことを余儀なくされるのだが・・・・・・。
なんだか『すごいよ!マサルさん』の野球大会の回を思い出しました。ハルヒの投げる球はストレートでもバッターの手元で変化するクセ球らしい。うーん、細かいねえ。途中でチアリーダーに着替えさせられる朝日奈さん。やはり、この人のコスプレがないと。最後は妖怪バット(『ゲゲゲの鬼太郎』参照)の登場。小学生にホームラン打たれるピッチャーが哀れ。
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「笹の葉ラプソディ」
朝日奈さんにデートに誘われたと思ったキョン。しかし、その場所が「三年前」といわれて困惑する。キョンは三年前に向かうが・・・。
「ジョン・スミス」は英語圏ではよくある名前だそうです。日本でいえば山田太郎。細かいギャグを使ってくるなあ。タイム・スリップものとなっていて、成長した朝日奈さん(大)がステキなお姉さんキャラで萌えます。
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「ミステリックサイン」
コンピュータ研の会長が連絡普通になったと女の子が相談に訪れた。SOS団の面々は会長の家を訪れるが・・・・・・。
これはでたらめに歩いていたら知らない間に魔方陣を描いて悪魔を召還・・・・・・というパターンでしょうか。SOS団のHPがトラブルを引き起こします。長門が活躍。長門は何の本を読んでいるのだろう。
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「孤島症候群」
SOS団は合宿のために小泉提供で孤島の別荘に宿泊することになった。ところが、そこで殺人事件が・・・・・・!
うーん、ミステリはやはり謎とトリックの形式というものがあって、その魅力が勝負だから、なんだかもの足りないですね。SFであればなんでもありという感じがしないでもないですが。
総評:「長門有希の百冊」というものがあるらしくて、調べてみると長門が読んでいる本が公式に発表されているようです。僕は百冊のうち18冊でした。うーん、微妙な数字。ベストは野球のお話。野球大好きなので。
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