SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。
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1968年10月に刊行が開始された『世界SF全集』(全35巻)。その月報に掲載された星新一、手塚治虫、佐野洋、谷川俊太郎などの珠玉のエッセイが、日本にSFが根づきだした時代を見事に描き出す。 |
1968年10月、「世界初の画期的企画」と銘打たれた『世界SF全集――21世紀の文学』がスタートした。『ハックスリイ/オーウェル』『レム』『ヴォクト』と次々に刊行されていったこの『世界SF全集』に、毎月付録としてはさみこまれた月報には、星新一、筒井康隆、眉村卓などのSF作家はもちろんのこと、三木卓、谷川俊太郎(詩人)、手塚治虫、松本零士、石森章太郎(漫画家)、都筑道夫、生島治郎、佐野洋(ミステリ作家)など、そうそうたるメンバーがエッセイをよせている。それらのエッセイには、それぞれの著者のSFへの熱い想いが凝縮しており、日本にSFがようやく根づきだしたこの時代――1970年前後のSF界の状況をみごとに映しだしている。世界SF大会が日本で開かれる2007年に、日本SFの原点ともいえるこの時代を映し出す鏡として、全105篇のなかから34篇を厳選して収録する。(ハヤカワ・オンラインより) |
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