ダーティペア・ウィズ・バトル・モンスターズ!
最新テクノロジーで、大陸まるごとひとつをゲーム世界に仕立て上げた人気テーマパーク、バーバリアン・エイジ。ここに潜入操作していたユリとケイは、ヒロイックファンタジーの世界にどっぷりと漬かっていた。ところが何者かがバーバリアン・エイジにハッキングをかけ、ゲームのシステムを書き換えたために、世界が一変してしまったのだ。ユリとケイは、事件の核心に迫るべく捜査を再開する。
サトシとピカチュウに捧げる、ヴァーチャル・アドヴェンチャー!
楽しい。
ページの下半分が白くて、お金を余分に取られているような気分にはなるが、それも作品の魅力のうち(でしょう、たぶん)。サクサク読み進めて面白い。
前回のラストが不満だっただけに、今回のラストはインパクトは弱いものの、いつもどおりで満足。安彦良和の美麗な表紙絵も決まっています。キャラクターの魅力をイラストが高めた、相乗効果の好例ですねえ。ちなみに僕はケイ派です。
僕がポケモンにはまったのは中学生のときでした。色は緑。一番好きなキャラクターはコイキングの進化版ギャラドス。このお話はポケモンのサトシとピカチュウに捧げられていて、内容もモンスター・バトルになっております。その点で聖獣闘戯のシステムなんかはよくわかって楽しかったです。
ぶりっこのユリと男っぽいケイのコンビのバランスがいいですね。今回ムギは戦士役で登場なのですが、無言の様子が妙に僕には面白かったです。後半はサイバー・パンク的なお話になっていって、とにかく面白いものはなんでも使っちまえというスペースオペラ的発想、というか徹底的エンテーテイメント性がすばらしいと思います。
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