忍者ブログ

SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。

モラトリアム

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

SF読みんさい(104) フィリップ・K・ディック『ジョーンズの世界』

img002.jpg 保安警察の捜査官がカーニヴァルで出会った奇妙な占い師。“個人の占いお断り”―――つまり人類の未来だけを占うという、この男がジョーンズだった。一年先までを完璧に予知できる超能力者である。世界政府は彼を即刻監視下におくが、やがて彼の元に人々は集い、政府を脅かす組織にまで発展する。一方、太陽系には〈漂流者〉と呼ばれる謎の物体が飛来していた。ディック50年代の名編。
PR

SF読むどすえ(103) カート・ヴォネガット・ジュニア『プレイヤー・ピアノ』

img001.jpg すべての生産手段が完璧に自動化され、すべての人間の運命がパンチ・カードによって決定される世界……ピアニストの指を拒絶し、あくことなく自動演奏を続けるプレイヤー・ピアノの世界を描く本書は、『1984年』と『不思議の国のアリス』とのはざまの不可思議な文学空間を生み出した。アメリカ文学の新たな担い手として熱狂的な支持を受けるヴォネガットが現代文明の行方をブラックな笑いのうちにつづった傑作処女長篇。

SF読もうぜ(100) フィリップ・K・ディック『パーマー・エルドリッチの三つの聖痕』

df5755ef.jpg というわけで、SF読もうぜ100回目です。

 銀河系の彼方から、謎に包まれた星間実業家パーマー・エルドリッチが新種のドラッグを携えて太陽系に帰還してきた。迫りくる地球滅亡にそなえて、不毛の惑星へ強制移住させられた人々にとって、ドラッグは必需品である。彼らはこぞってエルドリッチのドラッグに飛びつくが、幻影に酔いしれる彼らを待っていたのは、死よりも恐るべき陥宑だった・・・・・・蝕まれゆく現実と白昼夢が交錯する戦慄の魔界を描破した鬼才の最高傑作!

SF読もうぜ(99) レイ・ブラッドベリ『華氏451度』

bd9df511.jpg その世紀の、その世界が禁じた本を発見次第焼くのがモンターグの任務だった。その世界は、高速道路をスロー・スピードで走るのも、徒歩運動することも、すべて禁じていた。人びとは耳に《海の貝》と名づけた超小型トランジスター・ラジオをはめこみ、居間の四囲の壁にはテレビを設置して、毎日うつつをぬかしていたのである。だがそんな時、モンターグは、ふとしたことから恐るべき秘密を持ってしまったのだった・・・・・・!
 未来を詩の心で謳うSFの抒情詩人ブラッドベリが、その持つ感受性と才能の全てをうちこんで結晶させた不朽の名作!

SF読もうぜ(98) クリフォード・D・シマック『中継ステーション』

433885d4.jpg あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 ウィスコンシン州の人里はなれた山奥に、一軒の家がある。なんの変哲もない農家にしかみえぬその家が、実は銀河系の星々を結ぶ中継ステーションであることを知る者はだれ一人いなかった。特殊な液体の中に浮かぶ水生生物、体中から蛍光を発する発光生物、そうした様々な異星人たちが、家の中に据えつけられた物質転送機を通じて、星から星への旅を続けていく・・・・・・。しかし、のどかにたたずむその家にも、怖るべき破局が忍び寄っていた。経済の混乱、国際情勢の悪化にともない、世界は第三次大戦勃発の危機におびえていたのだ!巨匠が詩情ゆたかに描くヒューゴー賞受賞の名作!

SF読もうぜ(97) フィリップ・K・ディック『虚空の眼』

5e94473d.jpg カリフォルニア州に建造された巨大陽子ビーム偏向装置が突如暴走事故を起こし、八人の男女がまきぞえとなった。その一人、ジャック・ハミルトンは、ほどなく病院で意識を取り戻す。身体には何の異状もなかった。だが・・・・・・そこは彼が知っている現実世界とは違った、奇怪な宗教に支配される世界だったのだ。八人はもとの世界に帰る方法を探り始めるが・・・・・・!?高名な傑作初期長編。

SF読もうぜ(96) J・G・バラード『結晶世界』

967d66fe.jpg 忘れられぬ人妻を追って、マタール港に到着した医師サンダーズ。だがそこから先の道はなぜか閉鎖されていた。翌日、港に奇妙な水死体があがった。四日も水につかっていたのにまだぬくもりが残っており、さらに驚くべきことには、死体の片腕は水晶のように結晶化していたのだ。それは全世界が美しい結晶と化そうとする不気味な前兆だった。バラードを代表するオールタイムベスト!

SF読もうぜ(95) ジョン・ウインダム『呪われた村』

55dbb6af.jpg 9月26日月曜日の夜半、ロンドンにほど近い小村ミドウィッチに白く輝く円盤状の未確認飛行物体が着陸するや、半径1マイル内のあらゆる生物を眠らせてしまった。そして24時間後、円盤はふたたびいずこへともなく姿を消した。住民はすべて無事。村は何事もなかったかのように見えたが・・・・・・村に住むあらゆる受胎可能の女性・・・・・・17歳から45歳までの全員が妊娠していたのだ!イギリスSF界の重鎮が描く、戦慄と恐怖の異色作。

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新TB

フリーエリア

カウンター

アクセス解析

プロフィール

Copyright ©  -- モラトリアム --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]