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この題名は正しいか? 『エイリアンvsヴァネッサ・パラディ』

70d9e6fejpeg フランスの歌姫、ヴァネッサ・パラディ主演の異色SFアクション。歌手を夢見るコンチャは、フェスティバルの晩に街を訪れたスタントマンと恋に落ちる。だが、そこへエイリアンが来襲し、プロデューサーのアランを手始めに街の人々に襲い掛かっていく。

 ヴァネッサ・パラディ・・・・・・それは、プレデターやジェイソンに並ぶ恐ろしきクリーチャー・・・・・・なわけありません。ヴァネッサ・パラディは女優さんのお名前です。ジョニー・デップとの間に二子あり。

 強烈なインパクトの邦題にやられてしまいました。でも、内容を覗いてみれば・・・・・・面白いやないかい(大木こだま風)。この面白さはトンデモ系に突っ込む面白さではなく、製作側の意図に沿った面白さだと思いました。

 各所に人を驚かせようとする場面が隠されていて、トンデモ映画と割り切って創ってる感が、非常に爽快だなあ、と。なんかファンキーな感じですよね。原題は『アトミック・サーカス』ということで、映画の内容をよく捉えたものになっています。って、当たり前か。邦題がやりすぎなだけですね。

 気になったのは犬なんですが・・・・・・。どう見ても作り物なんですよねえ。当初はこいつがクリーチャーなのかと思ってしまいましたよ。毛がね、毛がパサパサなんですよ。古い人形の髪の毛とか触ったらボロボロってなっちゃうじゃないですか。あれと、同じような不快感が漂っているんですよ。あと、動きも人形劇の人形みたいに不気味なんです。存在自体がホラーなんですよ。

 途中でエイリアンに襲われた犬の飼い主がよみがえってきたのには驚きましたけどね。顔の筋肉を食われただけ!?と、すると途中で襲われたプロデューサーの秘書のお姉ちゃんは死んでいなかったんじゃ?ジェイムズが走行中の車から飛び降りて、車が慣性で走行。道路に転がっていたお姉ちゃんの顔をつぶしてしまいます。本当はそのせいで死んじゃったんじゃないかと勘ぐってしまいますが。

 後半のスペクタクル場面もすごかった。エイリアンの手裏剣が飛び交い、人の首がポンポン飛びます。カメラに血のりがついてもお構いなし。これはB級映画なんだよ!とばかりに血しぶきが飛びまくります。
 そして、コンチャをさらって逃げるエイリアンを追う警察官二人が、スピード違反のネズミ捕りのように待ち伏せしていたエイリアンに首を飛ばされてしまいます。首がないまま走っていく白バイ警察官二人。「首なしライダー」だ!と『銀狼怪奇ファイル』を思い出したり、『もののけ姫』の首なし騎手を思い出したり。

 ラストでは、突如異次元から飛来してきた教授が現われ、ジェットスーツで主人公がぶっ飛んでいきます。か、かっこいい。さらに、四本の触手を背中から繰り出すエイリアンと細い鉄パイプ一本で渡り合います。かっこいいー。でも、一番かっこよかったのは、バズーカを打つヴァネッサ・パラディ。バズーカを打つ女性って美しい。(←俺は変態か)

 さらに、異次元へのホールに突っ込み、着いた場所はどこかの惑星?空にも海があるという不思議な場所で、ヒロインとヒーローが邂逅・・・・・・・しかし、ヒロインがぞろぞろと数十人も現われて・・・・・・終幕。・・・・・・笑いました。きっと、深い意味はないです
 全編、頭をからっぽにして楽しめるファンキー映画でした。
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