忍者ブログ

SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。

モラトリアム

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

自己言及の映画 『スクリーム2』

 前作から2年、ウッズボローで起きた殺人事件で命を狙われたヒロイン、シドニーは楽しい大学生活を送ろうとしていた。ところがあのハロウィンマスクの殺人鬼が再び殺人ゲームを開始。シドニーや周囲の人間を恐怖に陥れる。

 前作も巧みにスプラッタ・ホラーに対しての自己言及をしてくれた映画ですが、今度は「続編」について自分たちで言及してみせ、「続編はつまらない」というセオリーを覆そうとしています。スタッフの気概が伝わってきて、こちらも思わず応援したくなりました。まあ、スプラッタ映画を観つつ、なにを応援するのか、といわれると、これはもう血みどろの展開を楽しもう、というおよそ人間的とは思えない行為になるわけですが・・・・・・。まあ、そのへんも映画の中で語られているので、見ると自分が嫌になるかもしれないですよ。

 そういった批評精神に富んだ映画なので、これまでのスプラッター映画の「セオリー(お約束)」を巧みに守ったり、覆したりすることをやってみせ、観客への挑発的とまでもいえる映画になっています。次への展開がわからないところが、実にたまらないし、「小憎らしい」という言葉がこの映画を語る上では一番ふさわしい表現かな、と思います。

 物語全体に漂うウィットというかユーモア感も、そういったところから生じるのでしょうね。余裕があるんですよね。製作者が物語を距離をとって見ていますから。この映画を観て犯罪に走るような馬鹿者はきっといないでしょうね。結局はメタ・フィクションといっていいほど、フィクションであることを強調している映画なのですから。最初の映画館での狂騒的な騒ぎも、ある意味ではホラーファンに対する警鐘であるように感じました。

 前作を超える傑作になった続編だと思いました。
PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

TRACKBACK

Trackback URL:

カレンダー

03 2017/04 05
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

フリーエリア

カウンター

アクセス解析

プロフィール

Copyright ©  -- モラトリアム --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]