SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。
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面白かった!
小惑星が落下する冒頭もなんだか好きですが、ラーマに乗り込んでからの冒険がとてもよかったです。エアバイクで円筒の中を進むシーンが一番視覚的にイメージがわいて楽しかったです。環状になっている海っていうのも幻想的でいいですねえ。
惑星間の政治的駆け引きも、よかったです。特に頑迷で現実的な水星人は物語にスリルを加えてくれました。核ミサイルを不発にしてしまう様子も、『アンドロメダ病原体』(だったかな?)のラストを思い起こさせるドキドキハラハラのシーンでした。
知能あるチンパンジー君の登場とか、ロボットたちの登場、博物館の様子・・・・・・など、小道具などもさまざま用意されていて、物語の面白さに一役買っています。
ところで、この物語では映画スターとして「ヒロシ」なる人物の名が挙がるのですが、どうしてもお笑い芸人の「ヒロシ」が頭に浮かんでしまうとです。
結局、物語は明確な謎解きを見せぬままに終わってしまうのですが、それらは共作のようですが、続編があるようなので、今から読むのが楽しみです。三本足の異星人は果たして生きているのでしょうか?彼らが太陽系に「ラーマ」を残した意味とは?ラーマの推進力とはいったいなんなのか?
こういった疑問にクラーク博士のことだから、きちんと答えてくれそうです。
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