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「ジブリの教科書7 紅の豚」スタジオジブリ 文春文庫 編

万城目学を筆頭に、人気作家陣・学者たちが根強い人気の宮崎駿作品の魅力を読み解く。アニメーター達の貴重な当時の証言も多数収録。(文春ジブリ文庫 紹介文より)


 「紅の豚」はすてきな映画です。
 なにより真似したくなる素敵なセリフの数々。
 渋い声で言いたくなりますね。「飛ばねえ豚はただの豚だ」

 好きな作家である万城目学が公開初日に見に行って、そのまま二度繰り返し見たというエピソードを紹介していますが、ふんふんとうなずきながら読みました。宮崎駿の映画は見終わった後、なにかただならぬ気持ちに襲われるんです。

 さて、「マルコの魔法は解けたのか?」というのが、この映画を見た友人たちとは常に議論になるものです。僕は宮崎監督が、『もののけ姫』(映画のほうではなくて、その原案となったもの)を引き合いに出して、

 もののけが人間にならなかったら愛せないとしたら、このお姫様は駄目なんだ。

と述べていらっしゃるのを見て、モヤモヤとしていた気分がすっきりしました。これを読んだら、魔法が解けたかとかそのままかとか、どうでもよくなりました。

 ほかにも「さくらんぼの実る頃」の背景であるとか、作品の創られた背景、作品の持つ構造(大塚英志の文章は読みごたえあり!)など、大好きな作品がさまざまな観点で語られていて、好きな人にはたまりません。

 「ファシストになるより豚の方がマシさ」
 ちょっと膨れてきた自らのお腹をみて最近よく呟いています。
 読み終えた後でほんのちょっと、ポルコ・ロッソに近づけた気がしました。
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