SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。
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今朝新聞を読んで、クラークが亡くなったのを知った。
ヴォネガットが死んだときもショックを受けたが、今回も同様のショックだった。クラークはSFファンには特別の思い入れの発生する作家だと思う。それはクラークの作品が、入門者がSFの戸を叩くときに、必ず現われる古典となっているからだ。『幼年期の終り』は僕にSFのなんたるかを教えてくれた、SFの中のSFだ。キューブリックとの合作『2001年宇宙の旅』は面白さを通り越して、僕を呆然とさせた。
こんな素晴らしい体験をさせてくれて、ありがとう!心からそう思う。
ご冥福をお祈りいたします。
COMMENT
SFある限り・・・
実は僕、クラークはまだ読んだことがありません。『白鹿亭奇譚』は持っているのですが、今度読んでみようと思います。
また一人、SFの巨星がこの世を去りましたね。僕も99年に、光瀬龍の訃報を新聞で知り、ショックを受けたことがあります。その頃僕はまだ中2で、その前の年に学校の図書室で光瀬龍の『作戦NACL』を読んで、ファンになりました。亡くなられた日が7月7日―七夕の日だったのは、不思議な偶然だと、今でも思います。
『SFアルカギリ貴殿ノ名ハ消エズ』
これは福島正実が亡くなられた時、無名のSFファンから送られてきた弔電ですが、クラークや光瀬龍の名も、SFある限り不滅だと、僕は思います。
いちSFファンとして、心から冥福を祈ります。
科学小説の神髄
僕は『幼年期の終り』に衝撃を受けました。とても特別な作品です。
『白鹿亭』はとても愉快な連作短篇です。奇譚という言葉が本当によく似合う馬鹿話集だと思います。