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SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。

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SF読もうぜ(171) 『S‐Fマガジン』1964年6月号

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1964年6月号


謝世輝『日本も宇宙へ!―宇宙開発予想史―』

 現在の開発の様相を見ると、少し落胆してしまう部分もありますが、がんばれニッポン!

ロバート・シェクリイ『千日手』

 どんな手を打とうと、先に行動を起した側が負けるのだ!だがこのままの対峙がつづけば、地球宇宙船団の敗北も必至なのだ!

 なかなか面白かったけど、途中でオチは読めちゃったなあ。でも、無気力状態の軍を立て直したあんちゃんは偉い。

ジョン・ウインダム『休息の時』

 小惑星群と化した地球に郷愁を抱きつつ、火星を放浪する身のバート。彼はある火星人一家のもとを訪れる。

 いいわー。流浪の身の人物の物語が好きなんで、よかった。そして、これもウインダムらしい、あまい物語となっております。火星の砂地を船でいくっていう光景も美しいです。

フリッツ・ライバー『ミュータント兄弟』

 ある超能力をもつグリア。彼は自分の能力に不安を抱いていた。そんな彼に生き別れの双子の兄から手紙がやってくる。兄ならわかってくれるに違いない・・・・・・。

 ミステリ仕立ての物語で、なかなか面白いです。特に後半にかけてが、いい。緊張感のある良篇です。

野田宏一郎『SF英雄群像⑧ノースウェスト・スミス C・L・ムーア作』

 おっと、初めてまともに読んだものが出てきました。ノースウェスト・スミスシリーズのよさは、妖艶さだと思います。松本零司のイラストでイメージをすりこまれたあとに、このアメリカ的イラストはきついぜ。

福島正実『日記―四月×日』

 小尾茉佐さん欧米へ旅行。インタビューとか、レポートをF氏にたのまれている。

伊藤典夫『マガジン走査線』

 フランク・ハーバート『砂丘の星』の紹介。これは『デューン』ですね。

アルフレッド・ベスター『消滅作戦』

 「アメリカの夢」を守るための戦争に明け暮れる米国。戦傷患者を収容するT病棟では不思議なできごとが起っていた。

 再読なのですが、こんなに面白かったけ!?と驚愕。時代状況は違うのですが、アメリカの戦争のやりかたとかに対して、結果的に風刺になっています。現実逃避もここまでこれるといいなあ。ニヤニヤしながら読み終えました。

広瀬正『敵艦見ユ』

 オハラ航時研究所で完成した航時機T一号の第三回非公式実験が行われた。彼らは有名な日本海海戦の場面を目の当たりにしようというのだ。

 なかなか面白かった。途中でバレちゃって、連れて行かれたりするところが、ユーモアがあってよかった。

大伴昌司『SFを創る人々・その12 佐野洋氏』

 『かたつむり作戦』が印象に残る佐野洋氏。SFミステリを書いていらっしゃるとのことで、機会があれば読んでみたいです。

SF DETECTOR

 小松左京大活躍。『日本アパッチ族』の評あり。

さいえんす・とぴっくす

 糸のいらないミシン(英)超音波で布地を溶接するって、本当?

アーサー・C・クラーク『90億の神の御名』

 ラマ僧の説明はじつに奇妙だった。たった九字のラマ字で九十億の神の名を書くために、電気計算機がほしいというのだ!

 ラストがいいです。

草下英明『宇宙の謎 クワジ・スター その後』

 よくわからん。

アナトリイ・ドニェプロフ『人間の公式』

 その清らかな少女をはじめて見たとき、彼の心はなぜか春の野のように華やいだのだった。だが、最後にその少女を見たときは―――核酸の研究に一心を捧げる青年生物学者を、ついに殺人罪にまで追いやったものは何か?

 面白かった。ただ、倫理的な面で、そんなに悪いことかなあ?と思った。そりゃ、悪いことなんだろうけど、宗教心がうすいので、たいした所業とも思えない。それに、物語で描かれているような時代に現在が追いついてきているからなあ。でも、告白体の文章や、ラストなど、巧い小説だなあと思います。

エヴァン・ハンター『捕虜第1号』

 火星人の捕虜となったタルボットは、次々と襲い来る火星人の拷問に耐え続けるのだった・・・・・・。

 Mの人にオススメ。苛まれる様子が、なかなか面白いですね。でも、ラストはみえみえだし、たいした話でもありません。

星新一『夢魔の標的』

 とばしました。

 総評:ベストは『消滅作戦』。面白さに頭の中がフィーバーになりました。ウインダムの短篇もよかったです。『人間の公式』も生物学的なお話で、好みでした。だいたい僕の評点では、社会主流型SFや、生物学SFなどの評点が高く、宇宙ものが低い傾向があります。
 人気カウンター①夜来る②自然の呼ぶ声③シルチスの決闘④時間錯誤⑤夢魔の標的 『夜来る』やっぱり評価高いんだよなあ。ぶっちぎりです。
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