オリハルコンの体を持ったアトランティスの超兵器が人知れず1万年ぶりによみがえった。ところが彼は自分がなんの目的で作られたのかをすっかり忘れてしまい、世界をさまよい歩いていた。頭に打撃をくらうと高笑いしながら暴れ出すので「ワッハマン」と
酔っ払いに名づけられた彼。しかし、そのワッハマンの命を狙う宿敵が現れて・・・・・・。
当初は股旅物のように出会った人を幸せにするためにその性能を大活躍させるという展開でしたが、後半は突如としてシリアス展開に入り、前半の安穏とした雰囲気をすべてぶち壊してくれました。まあ、そこが面白いといえば面白いかもしれないのですが。個人的な好みの問題かもしれませんが僕は一話完結のお話が好きで他の漫画でもストーリー部分になると退屈してしまいがち。
なので一番好きだったのは海底に取り残された潜水艦をワッハマンが救う話や、月に取り残された日本の有人宇宙船をワッハマンが救出して、さらに宇宙人とのコンタクトを行う話だったりします(まあ、SFが好きという理由もあるますが)。
ワッハマンを取り囲む連中もなかなかユニーク。政府の諜報機関分室の連中や
21歳なのに幼児にしか見えないルミちゃん、東北弁を喋る
巨乳兵器オシリス、
ゴキブリやナマコに変身するCIAのイロモノ諜報員など見所たくさん。
そんな脇役の中でも一番お気に入りなのがワッハマンを殺しにやってきたロボットレミィ。幼い女の子といった外見から凶悪な兵器に変身するレミィですが、毎回、パパ(ワッハマンの宿命の敵)の部屋から持ち出してきた衣装で本人曰く、「
華麗なる変装」をして登場します。
セーラー服、ナース、シスター、レースクイーン、妊婦、バンカラ・・・・・・。変装の意図とは真逆に
街中では目立ちまくってしまっていました。
ワッハマンのとぼけた行動とレミィの
華麗なるコスプレが楽しい、素敵な一品です。
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