ダーティペア・イン・ソード・アンド・ソーサリー!?バーバリアン・エイジは、超人気テーマパーク。最新テクノロジーで、大陸まるごとひとつをヒロイックファンタジーの世界に仕立てあげてしまっているのだ。ところがここに犯罪組織が介入しているとの情報があり、WWWAのトラコン、ユリとケイが潜入捜査に乗り出したのだが…道は険しかった。ロバート・E・ハワードに捧げる、シリーズ初のヒロイックファンタジー。
楽しかった。
高校生の頃読み出して、今ではもうユリとケイの年を幾つか追い越してしまいました。シリーズのキャラクターの年齢を越えるって、一抹の寂しさがありますねえ。
ロバート・E・ハワードに捧げられていますが、僕は一冊も読んだことがありません。英雄コナンシリーズかあ。シュワちゃんが裸でやってるやつですね。
いつもどおりの軽い調子でおきゃんなケイが語る様子に、もう、精神的にはおじさんに達してしまった僕は、高校生のときとはまた違う感慨にふけるのでした。ぶりっ子のユリに入るケイの突っ込みの楽しいこと。頭空っぽにして楽しめる作品で、ホーガンの作品を読んだ後だと、いいリハビリになりました。
でも、やっぱり安彦良和さんのイラストはやはりいいなあ。ガンダムより先に、ダーティペアで安彦さんの名前は知りました。ちなみに、『クラッシャー・ジョウ』は読んだことがありません。面白いのかな?サンコミックの漫画版は読んだけど(細野不二彦・画)。フラッシュの方の絵はちょっと苦手・・・・・・。
最後に登場する伝説の剣士がよみがえる場面で、クァールのムギが首のない像と合体して、豹頭の戦士になるのですが、その名は
アーシュラ。豹頭の戦士といえば栗本薫の『
グイン・サーガ』。もしかして、
アーシュラ・K・ル・
グィンってことでしょうか?
面白かったけど、ラストがやっぱり納得できません。今度も、いつもどおりのオチを期待していたのに・・・・・・。アレがないと、やっぱり物語が締まらないよなあ。
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