SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。
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と、いうわけで、SF読もうぜ(200)でございます。
面白かった!でも、なんか釈然としない。
『鋼鉄都市』『はだかの太陽』と世界観がつながってしまうわけですが、イライジャ・ベイリの伝説が残ってたり、ダニールがまだ生きてたり、そりゃ都合がよすぎるだろうと思ってしまいました。あと、シリーズものの宿命かもしれませんが、前の設定を「おりゃー」と星一徹の卓袱台返し並にひっくり返すのはいい加減にしてもらいたいものです。「あのときの感動はなんだったのだろう?」となってしまいますので。最後にもう一つ。地球が放射能まみれになってしまっていたのも、いただけない感じでした。僕は青く美しい地球が見たかったです。
翻訳で「ペロちゃん」とか「ブリスちゃん」とかなってましたけど、原文のニュアンスなのかなあ?ちょっと笑ってしまいました。二人のいちゃいちゃ感が意外とウザかったです。女性をコマして脱出するあたりなどは、ジェームズ・ボンドの映画を観ているような気分になりました。あとで言い訳をきちんとつけていますけれど。
しかし、地球を発見するところの件なんかは非常に感動的なものがあったし、ガイアのような公共性と個人の意向との対立の議論なんかも面白かったです。そして、確かにロボット三原則というのは、人間の倫理というものの理想系だと思うので、それに準じてガラクシアを建設したほうが、確かに人類全体の利益とはなるわけで、どちらをとるかといわれれば、そりゃガラクシアかなあと思います。でも、最後の数ページで驚愕。インベーダーですか!?これは伏線なのか?
しばらくぶりにSFをば読みました。やっぱり、SFって楽しいな。SF読もうぜ(1000)になるぐらいたくさん読めたらいいなと思います。
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