忍者ブログ

SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。

モラトリアム

   
カテゴリー「SF小説」の記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

SF読もうぜ(86) サミュエル・R・ディレーニイ『バベル-17』

005be08d.jpg 戦いのさなか、同盟軍の支配圏内でインベーダーの大規模な破壊活動が行われる時、きまって発信源不明の謎の通信<バベル-17>が傍受された。その解読にあたるのは全銀河にあまねく知られる美貌の詩人リドラ・ウォン。天才的な言語感覚で<バベル-17>が単なる暗号ではなく、ひとつの宇宙言語であることをつきとめた彼女は、自ら宇宙船ランボー号を駆って、次の敵の攻撃目標へと向った・・・・・・。だが恐るべし!そのときすでに、インベーダーの黒い魔手が船内に忍び寄っていたのだ!1966年度ネビュラ最優秀長篇賞受賞の栄誉に輝く、ニュー・スペース・オペラの決定版!
PR

SF読もうぜ(85) 安部公房『第四間氷期』

d9f00c72.jpg 現在にとって未来とは何か?文明の行きつく先にあらわれる未来は天国か地獄か?万能の電子頭脳に平凡な中年男の未来を予言させようとしたことに端を発して事態は急転直下、つぎつぎと意外な方向へ展開してゆき、やがて機械は人類の過酷な未来を語りだすのであった・・・・・・。薔薇色の未来を盲信して現在に安住しているものを痛烈に告発し、衝撃へと投げやる異色のSF長篇。

SF読もうぜ(81) ロジャー・ゼラズニイ『わが名はコンラッド』

ffb0d1e0.jpg コンラッドと名乗るその男の過去は謎に包まれていた。だが、彼こそは数世紀にわたる異星人支配者との戦いの歴史に、いくたびか異なる名でその偉業を刻みつけてきた地球の英雄。そして今、密命を帯びた異星人の到来によって迎える危機を前に、再び不死の人コンラッドは立ちあがるが・・・・・・。陽光の下をサテュロスの群れが闊歩し、闇をぬって血をすする妖怪やテッサリアの黒獣が跳梁する世界―――全面戦争後の変わり果てた地球を舞台に、絢爛と繰り広げられるSF未来叙事詩。久々の大型新人として60年代SF界を席巻したゼラズニイのヒューゴー賞に輝く長篇第一作遂に登場!

SF読もうぜ(78) J・G・バラード『狂風世界』

3c5e7d04.jpg どこから吹いてくるのか、烈風は徐々に風速を強め、世界の諸都市は次々と崩壊への一途をたどった。巻き上がる砂塵、猛威をふるう風・・・・・・。人々は抗するすべもなく、食糧と飲料水を携えて地下壕での生活を始める。波浪は海岸地帯をなめ、河川は枯渇し、火災が頻発する。世界は今や、いずこからともなく吹き募る東風の前に屈するしかないのだろうか?バラードの記念すべき処女長篇。

SF読もうぜ(70) アーシュラ・K・ル・グィン『天のろくろ』

80cc3b1d.jpg 他人の薬剤カードを使い、薬品を購入した罪で、オアは自発治療処分となり、精神科医の診察を受けなくてはならなくなる。オアはヘイバー博士という精神科医のもとに治療に通う。そこで、オアが告白したのは「自分の見た夢が現実に反映してしまう」ということだった。ヘイバーは無論、精神病の患者のいう妄想だと思っていたのだが・・・・・・。

SF読もうぜ(69) シオドア・スタージョン『人間以上』

66cc5d64.jpg 悪戯好きの黒人の双生児、生意気な少女、発育不全の赤ん坊、そして言葉さえ知らぬ白痴の青年。かれらは人々から厄介者として扱われていた。しかし、かれらはコンピューター顔負けの頭脳、テレパシー、テレキネシス、テレポーテーションなどの能力をもつ超人だったのだ!それぞれが無駄に使っていた超能力も五人が結集すれば、人類を破滅にみちびきうるほどの恐ろしき力となるのだ・・・・・・。ミュータント・テーマの傑作長篇。

SF読もうぜ(68) フレッド・ホイル『10月1日では遅すぎる』

3628dac4.jpg 過去、現在、そして未来へと不断に流れゆくべき“時”が反逆を開始した。プレリュードに提示された日常はフーガの対位のなかに不吉な予兆を挿入され、ついには恐るべき相貌を顕在化して亀裂のうちに崩壊する。やがて地上に出現するのは異形の新世界―あらゆる時代が同時存在して地図上に描かれ、古代ギリシャへの船旅さえもが可能となったのだ!
 SFの古典的テーマのひとつでもある時間テーマに、世界的天文学者として、また一流のストーリイテラーとして高い評価をうける作者が、事故の野心的な時間意識論をひっさげて挑戦する問題長篇!

SF読もうぜ(67) ロジャー・ゼラズニイ『地獄のハイウェイ』

d1968a6e.jpg 愛車ハーレーを駆ってカリフォルニア一帯に略奪グループ《ヘルス・エンジェル》の名を馳せたヘル・タナーは、その抜群の運転能力をみこまれて、カリフォルニア政府からボストン向けペスト血清輸送の任務を託される。核ミサイル攻撃によって世界の大半が失われた広大なアメリカ大陸にたった二つ残った国の一つが、今、ペストで死滅しようとしているのだ。だが、大陸横断を試みる彼の行手に立ちはだかるのは〈呪いの横丁〉―放射能に汚染され言語に絶する危険にみちみちた、まさに地獄そのものの地帯だった!67年度ヒューゴー賞ノヴェラ部門にノミネートされた米国派ニュー・ウェーブ作家の野心作!

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

最新TB

フリーエリア

カウンター

アクセス解析

プロフィール

Copyright ©  -- モラトリアム --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]