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SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。

モラトリアム

   
カテゴリー「SF小説」の記事一覧

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SF読もうぜ(202) 小松左京『果しなき流れの果に』

 N大学理論物理学研究所助手の野々村は、ある日、研究所の大泉教授とその友人・番匠谷教授から一つの砂時計を見せられる。それは永遠に砂の落ち続ける砂時計だった!白亜紀の地層から出土されたというその砂時計の謎を解明すべく発掘現場へ向かう一行だったが、彼らは知る由もなかった―――その背後で十億年もの時空を超えた壮大な戦いが展開されていようとは。「宇宙」とは、「時の流れ」とは何かを問うSFの傑作。
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SF読もうぜ(201) 筒井康隆『霊長類南へ』

 毎読新聞の記者澱口は、恋人の珠子をベッドに押し倒していた。珠子が笑った。「どうしたのよ、世界の終りがくるわけでもあるまいし」その頃、合衆国大統領は青くなっていた。日本と韓国の基地に原爆が落ちたのだ。大統領はホットラインに手を伸ばした。だが遅かった。原爆はソ連にも落ち、それをアメリカの攻撃と思ったソ連はすでにミサイルを。ホテルを出た澱口と珠子は、凄じい混乱を第三京浜に見た。破滅を知った人類のとめどもない暴走が始ったのだ。

SF読もうぜ(199) ジュール・ヴェルヌ『月世界へ行く』

186X年2人のアメリカ人と1人のフランス人を乗せた月ロケットがバルチモアから発射され、97時間の歴史的な大旅行を開始した。しかし、一路、月に向けて地球の引力圏を脱出したロケットの行く手には、流星の衝突や酸素の欠乏、あるいは軌道の修正等、予想外の事態が待ち受けていた。ロケットは無事、月に着陸するだろうか?19世紀の科学の粋と数世紀にわたる月観測の成果をふまえた本書は、その驚くべき予見と巧みなプロットによって、宇宙時代の今日、ますます声価を高めるSF史上不朽の古典である。

SF読もうぜ(198) フィリップ・K・ディック『最後から二番目の真実』

世界を二分して終りなくつづく核戦争。地上に蔓延する放射能をのがれて人々は無数の巨大な地下塔にひそみ、過酷な生活を送りつつ、〈要員〉という名の戦闘用ロボットの生産に追われている、ときおり地上の模様が上映されるが、戦争の帰趨は決するようすもない。―――だが、これはすべてまやかしだった。戦争は10年以上前に終結しており、少数の特権階級の支配する世界ができあがっていた。彼らは人びとを地下にとどめておくために、さまざまな欺瞞を仕掛けつづけているのだ。ディック60年代の秀作を新訳で贈る。

SF読もうぜ(197) アイザック・アシモフ『はだかの太陽』

img131.jpg すべてがロボットによって管理される惑星ソラリア―――だが、そこで、有史以来初の殺人事件が発生した。ロボットしかいない密室で人間が殺されたのだ。ロボットに殺人ができるはずはない。ソラリアの要請で急遽地球から派遣されたイライジャ・ベイリ刑事は、ロボットのオリヴァーとともに捜査に着手するが・・・・・・『鋼鉄都市』の名コンビがふたたび登場し、完全殺人の謎を鮮やかに解明する、ファン待望の傑作SFミステリ!

SF読もうぜ(196) フィリップ・ホセ・ファーマー『太陽神降臨』

img130.jpg 頭に角を生やした大男が扮する太陽神は狂おしく叫び、さし招く女神に突進する。ドラム、角笛の響きは最高潮に達し、娘たちの欲情の叫びは耳を聾す。祭典はクライマックスに達した!毎年国中の若者の中から選ばれるこの儀式の主役太陽神に、この年は800年の旅を終え地球に戻ってきた宇宙船〈地球号〉の船長スタッグが祭りあげられた。手術で植えこまれた角で欲望の奴隷となった彼は、否応なく異教の性的な儀式の主役を演じ続けていく。一方、他の隊員達は船長を救い出そうとしていたが・・・・・・鬼才ファーマーが奔放なイマジネーションを駆使して描く、めくるめく異様な世界。

SF読もうぜ(195) アイザック・アシモフ『鋼鉄都市』

img129.jpg 突然、警視総監に呼びだされたニューヨーク・シティの刑事ベイリは、宇宙人惨殺という前代未聞の事件の担当にされた。しかも、指定されたパートナーは、ロボットのR・ダニールだった。ベイリはさっそく真相究明にのりだすが、巨大な鋼鉄都市と化したニューヨークには、かつての地球移民の子孫であり現在の支配者である宇宙人たちへの反感、人間から職を奪ったロボットへの憎悪が渦まいていたのだ・・・・・・傑作SFミステリ!

SF読もうぜ(194) フィリップ・ホセ・ファーマー『恋人たち』

img128.jpg 大きな茶色の瞳、赤くふくよかな唇、そして魅力的な声―――地球から40光年あまり離れた惑星オザゲンの調査におもむいたハル・ヤロウはそこで地球人そっくりの美しい娘ジャネットと恋におちた。だが、前回の調査ではこの惑星には昆虫生物ウォグしかいないはずだった。彼女はすでに絶滅したはずのヒューマノイド型生物の生き残りなのか、それとも・・・・・・?厳格で禁欲的な社会に育った青年と異星人との禁断の恋を描く傑作

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