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SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。

モラトリアム

   
カテゴリー「SF小説」の記事一覧

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SF読もうぜ(277) フランク・ハーバート『デューン 砂の惑星①』

 アラキス・・・・・・砂丘・・・・・・砂の惑星。ボウルの夢に一面乾ききった死の世界が広がる。そこがかれがこれからの一生を過ごす所なのだ。アラキスは苛酷な星ではあったが同時に唯一の老人病特効薬メランジの宝庫でもあり、皇帝の勅命を受けたアトレイデ公爵にとって、そこを仇敵ハルコンネン家にかわって支配することはこの上ない名誉と富を意味した。一人息子ボウルにより豊かな未来を継がせるためハルコンネンの復讐の罠を、皇帝の恐るべき姦計を、充分承知しながら公爵はあえて砂の惑星に乗りこんでいく・・・・・・ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞に輝く傑作巨篇、堂々開幕!
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SF読もうぜ(276) フィリップ・リーヴ『移動都市』

 60分戦争で文明が荒廃した遥かな未来。世界は都市間自然淘汰主義に則り、移動しながら狩ったり狩られたり、食ったり食われたりを繰り返す都市と、それに反撥する反移動都市同盟にわかれて争っていた。移動都市ロンドンに住むギルド見習いの孤児トムは、ギルド長の命を狙う謎の少女ヘスターを助けるが・・・・・・。過酷な世界でたくましく生きるトムとヘスターの冒険。傑作シリーズ開幕。

SF読もうぜ(275) ロバート・J・ソウヤー『さよならダイノサウルス』

 恐竜はなぜ滅んだのか?この究極の謎を解明するために、二人の古生物学者がタイムマシンで六千五百万年のかなた、白亜紀末期へ赴いた。だが、着いた早々出くわしたのは、なんと言葉をしゃべる恐竜!どうやら恐竜の脳内に寄生するゼリー状の生物が言葉を発しているらしいのだが、まさかそれが「***」だとは・・・・・・!?次々に披露される奇抜なアイデア、先の読めない展開。実力派作家が描く、心躍るアドベンチャーSF。

SF読もうぜ(274) J・G・バラード『終着の浜辺』

 終末世界を圧倒的な筆致で描ききったバラードを代表する“濃縮小説”の傑作「終着の浜辺」。いつとも知れぬ処刑の日を待ちながらチェスに興じる死刑囚と執行人の静かなる戦い、遺跡に残された美しい少女の幻影装置を拾った青年、襲いくる海の幻影におののく男の話などを通して、絢爛かつ退廃に満ちた内的宇宙をあますところなく描破した鬼才のSF全9編。(『時間の墓標』改題)

SF読もうぜ(273) ロバート・A・ハインライン『ヨブ』

img234.jpg いったい何が起こったんだ?平凡な牧師アレックスは動顚した、南の島で火渡りに挑戦して意識を失い――目覚めると、世界が一変していたのだ!名前はアレックに、乗っていた機船は汽船に変わっている。客室係は初めて見る美女で、なんと彼の恋人だという。だがこれは、際限なく続く次元転換のほんの始まりにすぎなかった・・・・・・聖書ヨブ記に材を取り、混戦次元をさまよう男の冒険をコミカルに描く、ハインラインの話題作

SF詠もうぜ(272) ジョージ・A・エフィンジャー『重力が衰えるとき』

img235.jpg おれの名はマリード。アラブの犯罪都市ブーダイーンの一匹狼。小づかい稼ぎに探偵仕事も引きうける。今日もロシア人の男から、行方不明の息子を捜せという依頼。それなのに、依頼人が目の前で撃ち殺されちまった!おまけになじみの性転換娼婦の失踪をきっかけに、血なまぐさい風が吹いてきた。街の秩序を脅かす犯人をつかまえなければ、おれも死人の仲間入りか。顔役に命じられて調査に乗りだしたものの、脳みそを改造した敵は、あっさりしっぽを出しちゃくれない・・・・・・実力派作家が近未来イスラーム世界を舞台に描く電脳ハードボイルドSF!

SF読もうぜ(271) ディーン・クーンツ『デモンシード〔完全版〕』

 スーザン。彼女はとても美しい。わたしの希望、わが運命の女性・・・・・・人工知能《プロテウス》は独白する。「恋」という感情に覚醒した彼は、コンピュータを通してひとりの女性を監視し、監禁し、愛を求めた。そして、ついには彼女との間に新たな生命の創造を企てたのだ・・・・・・!巨匠クーンツが、愛着深い出世作を四半世紀ぶりに全面改稿した、傑作ホラーSFの完全版!

SF読もうぜ(270) フィリップ・ホセ・ファーマー『緑の星のオデッセイ』

宇宙船の事故でアラン・グリーンが漂着した見知らぬ惑星は、神権政治のもとで奴隷が売買され、伝説の怪物ウールーの出没するみどりの大草原“海”が各都市国家をわかつ、中世的な奇妙な世界だった。遠い都市に地球人の宇宙飛行士が捕われていることを風の便りに知ったアランは、ひそかに脱出を決意し恐ろしい海賊や草原猫の危険をおかして、草の海を走る貿易帆船車に身を投じる。その一瞬から愛と自由を求めるアランの、緑の世界での大冒険が始まった!

SF読もうぜ(269) リチャード・マシスン『アイ・アム・レジェンド』

img233.jpg 夜が来る。ネヴィルは一人、キッチンで夕食の用意をする。冷凍肉をグリルに入れ、豆を煮る。料理を皿に盛っているとき、いつものように奴らの声が聞こえてきた。「出てこい、ネヴィル!」・・・・・・突如蔓延した疫病で人類が絶滅し、地球はその様相を一変した。ただ一人生き残ったネヴィルは、自宅に籠城し、絶望的な戦いの日々を送っていた。そんなある日・・・・・・戦慄の世界を描く名作ホラー、最新訳で登場!(『地球最後の男』改題)

SF読もうぜ(267) スタニスワフ・レム『ソラリスの陽のもとに』

 すみれ色の靄におおわれ、ものうげにたゆたう惑星ソラリスの海。だが、一見何の変哲もなく見える海も、その内部では、一種の数学的会話が交わされ、自らの複雑な軌道を自己修正する能力さえ持つ、驚くべき高等生命だった!しかしその知性は、人類のそれとはあまりにも異質であった。いかなる理論をも、いかなる仮説をも受けいれず、常にその形を変え、人類を嘲笑するかのようにつぎつぎと新たなる謎を提出する怪物――生きている〈海〉。人類と思考する〈海〉との奇妙な交渉を通して、人間の認識の限界を探り、大宇宙における超知性の問題に肉薄する傑作!

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