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SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。

モラトリアム

   

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SF読もうぜ(366) アンディ・ウィアー「火星の人(下)」

火星に一人取り残されたマーク・ワトニーは、すぐさま生きのびる手立てを考え始めた。居住施設や探査車は無事だが、残された食料では次の探査隊が到着する4年後まで生き延びることは不可能だ。彼は不毛の地で食物を栽培すべく対策を編みだしていく。一方、マークの生存を確認したNASAは国家を挙げてのプロジェクトを発動させた。様々な試行錯誤の末、NASAが編み出した方策とは? 宇宙開発新時代の傑作サバイバルSF。(ハヤカワ書房HPより)
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SF読もうぜ(355) バーナード・ベケット「創世の島」(早川書房)

時は21世紀末。世界大戦と疫病により人類は死滅した。世界の片隅の島に大富豪プラトンが建設した“共和国”だけを残して。彼は海上に高い障壁を作り、外の世界からこの国を物理的に隔離することで、疫病の脅威から逃れたのだ。同時に彼は、労働者、戦士、技術者、特権階級である哲学者で構成する社会を築き上げる。厳格な階級制度のもと、唯一生き残ったこの島は、人類の新たなる創世をもたらすと思われた。アダム・フォードという兵士が、漂流者の少女を助けるまでは…。そしていま、ひとりの少女がアカデミーの入学試験として、4時間にわたる口頭試問に挑もうとしていた。彼女の名はアナクシマンドロス、通称アナックス。試験のテーマは「アダム・フォード」。無感情な3人の試験官の前で、彼女は“共和国”建国の経緯や、その社会構造、歴史、AI(人工知能)の問題をつぎつぎに解き明かしてゆく…。最後の数ページ、驚天動地の結末が全世界で話題を呼んだ、エスター・グレン賞受賞の衝撃作。(見開き:紹介文より)

内田樹「街場のマンガ論」(小学館)

『エースをねらえ!』から“男はいかに生きるべきか”を学び、『バガボンド』で教育の本質を知る。手塚治虫の圧倒的な倫理的指南力に影響を受けた幼少時代、今なお、読み続ける愛すべき少女マンガ…戦後マンガからボーイズラブまで、雑食系マンガ・リーダーの著者が、世界に誇る日本カルチャーについて熱く語る。『日本辺境論』で語りつくせなかった「日本人論」。(Amazon:紹介文より)

 深読みって面白い。
 ここでいう「深読み」というのは拡大解釈ってことではなくて、言葉通りに深い次元での読み方ってこと。人はだれしも、どんなレベルであれ個人の経験や思想を通してものをみていると思う。でも、僕はこの方のレベルには絶対に到達できない。

 井上雄彦、宮崎駿、手塚治虫などについて、「そうそう、そう思ってたの、無意識で!」ということを言語化してくれていて、いちいち深くうなずく。
 自分も少女マンガ読みなので、その言及もうれしかった。佐々木倫子の『Heaven?』についての解釈も面白かったし、河原泉や『エースをねらえ!』について書いてあったのも楽しかった。なにより、「そう、私は『少女』だったのである。」の一文には声を出して笑ったし、共感した。

 『日本辺境論』ではよくわからなかったマンガ脳について、理解に一歩近づいたと思う。
 ということは、もっとわからなかった武道の話もそれに関するものを読めばわかるようになるのでしょうか。チャレンジしてみよ。

大槻ケンヂ「おまけのいちにち(その連続)」(PARCO出版)

「グミ・チョコレート・パイン」から22年。「のほほん」シリーズから23年。40代後半になってなお、奇跡の”のほほん”状態を続けるオーケン「ひとまず最後のエッセイ」。電車の中で読めないレベルの抱腹絶倒エッセイから、ちょっと胸にチクっと来るエッセイまで、ゆるりと安定の〝エッセイ芸〟ここに極まれり。(PARCO出版HP:紹介文より)

 一抹のさびしさ。
 最後のエッセイ・・・ですか。

 十数年、オーケンのエッセイを読み続けた。
 古本屋をはしごして文庫本を探した。
 対談集も買ったし、筋肉少女帯のCDも買った(あれ?本末転倒?)。

 読者の評判が悪かったと書いているオカルトにもはまった。奇妙な世界が大好きになったし、小説にもたいへんはまった。精神の不安定さを吐露しているときには応援した。オーケンのエッセイは灰色の青春時代(そんなに悪くなかったけれど)を救ってくれたものの中の一つだった。
 読んでいて何度吹き出し、そして、自分を重ねて熱くなったことか。

 おつかれさま、そして、ありがとう。
 筋少も再結成したし、きっと次のエッセイもいつか出るよね。
 それまで気長に待っていよう。  (BGM:「戦え!何を!?人生を!」

綾辻行人「Another(下)」(角川文庫)

夜見山北中学に転校してきた榊原恒一は、クラスの奇妙な雰囲気に違和感を覚える。孤高の美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みるが、謎は深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!(KADOKAWA:オフィシャルサイトより)

SF読もうぜ(354) アンディ・ウィアー「火星の人(上)」(ハヤカワ文庫SF)

有人火星探査が開始されて3度目のミッションは、猛烈な砂嵐によりわずか6日目にして中止を余儀なくされた。だが、不運はそれだけで終わらない。火星を離脱する寸前、折れたアンテナがクルーのマーク・ワトニーを直撃、彼は砂嵐のなかへと姿を消した。ところが――。奇跡的にマークは生きていた!? 不毛の赤い惑星に一人残された彼は限られた物資、自らの知識を駆使して生き延びていく。宇宙開発新時代の傑作ハードSF。

網野善彦「歴史を考えるヒント」(新潮文庫)

日本、百姓、金融……。歴史の中で出会う言葉に、現代の意味を押しつけていませんか。「国名」は誰が決めたのか。「百姓=農民」という誤解。そして、聖なる「金融」が俗なるものへと堕ちた理由。これらの語義を知ったとき、あなたが見慣れた歴史の、日本の、世界の風景が一変する。みんなが知りたくて、誰も教えてくれなかった日本史を、中世史の大家が易しく語り直す。日本像を塗り替える名著。

佐藤真由美「恋する世界文学」(集英社文庫)

奔放な女性はなぜモテるのか。男の嘘と女の嘘は、種類が違う?『ティファニーで朝食を』『赤と黒』『アンナ・カレーニナ』など世界の名作15編の恋模様を、現代の恋愛エピソードにからめてリアルに軽やかに紹介。ときめき、切なさ、情熱、嫉妬…場所や時代は違っても、恋する気持ちは変わらない。恋愛短歌の名手が複雑な女心と悩める男心に迫る、甘くてスパイシーな文学案内。文庫オリジナル。(集英社文庫:紹介文より)

綾辻行人「Another(上)」(角川文庫)

1998年春、夜見山北中学に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの空気に違和感を覚える。そんな中で起こり始める、恐るべき死の連鎖! 名手・綾辻行人の新たな代表作となった本格ホラー。(角川文庫HP紹介文より)

吉本ばなな「パイナツプリン」(角川文庫)

「キッチン」で鮮烈にデビューしてから、吉本ばななの心に映ったもの。恋のこと、死、友情、作家について…。日常から、彼女を勇気づけ、揺さぶるものも少なくなかった。触発する人々、愛する地・浅草、銀座…。真理を見いだそうと懸命に模索する作家の魂が行く、果てのない旅。その出発点ともいえる初のエッセイ集。(角川文庫:紹介文より)

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