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SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。

モラトリアム

   

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SF読もうぜ(288) 星新一『ブランコのむこうで』

 ある日、学校の帰り道に、もうひとりのぼくに出会った。鏡のむこうから抜け出てきたようなぼくにそっくりの顔。信じてもらえるかな。ぼくは目に見えない糸で引っぱられるように男の子のあとをつけていった。その子は長いこと歩いたあげく知らない家に入っていったんだ。そこでぼくも続いて中に入ろうとしたら・・・・・・。少年の愉快で、不思議で、すばらしい冒険を描く長編ファンタジー。
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SF読もうぜ(287) 小松左京『月よ、さらば 小松左京ショートショート全集②』

img252.jpg 「役員室」と書かれた部屋の中で、十人の役員たちが、暗い顔つきで、だまってすわっていた――。金星商事に不渡りをつかまされ、倒産目前の彼らは、オリオン物産からの融資に一縷の望みを託していたのだ。もしこの交渉がうまくいかなければ・・・・・・(「月夜さらばより)。全集としては初の収録になる「大混戦」「ハーモニカ」を含む全四十篇からなるショートショート全集第二弾。

SF読もうぜ(286) 小松左京『ホクサイの世界 小松左京ショートショート全集①』

img251.jpg 「これ、フジヤマね。私、前から一度この山を見たいと思ってたのよ」――図書館で二十世紀発行の葛飾北斎の画集を見つけた僕と妻。二十三世紀に大爆発を起こして変形してしまった富士山の江戸時代の雄姿を見たい一心でタイムマシンに乗りこんだのだが、目にしたのは果たして・・・・・・(「ホクサイの世界」)より。ショートショート全集としては初収録になる「靴屋の小人」「かつがれ屋」を含む全四十篇。

SF読もうぜ(285) 小松左京『日本売ります』

img250.jpgかつて存在し、そしてある日忽然と地上から消え失せてしまった国「日本」――自分が“契約”さえしなければ良かったのだ、と語り出す謎の男。彼こそ日本を売ってしまった張本人だというのだ。「日本売却」の顛末をユーモアあふれる悪魔的タッチで描く表題作をはじめ、SFの奇想をたっぷり盛りこんだ、ナンセンスあり、ショートショートありの傑作全二十二篇を収録。

SF読もうぜ(281) フィリップ・K・ディック『偶然世界』

img245.jpg 執政庁の最高権力者ベリックが失脚した!だが、彼に失策があったわけではない。ボトルとよばれる権力転移装置の無作為な動きがそれを決定したのだ。後任は無級者のカートライト。彼もまたボトルにより60億の人間の中から選ばれたのだった。しかし、それからわずか数時間後には、無級者から権力を奪いとるべく放たれた刺客が執政庁をめざしていた・・・・・・現代文学の地平を切りひらく異色作家ディックの記念すべき処女長篇!

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