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SF素人が空想科学小説に耽溺するブログ。

モラトリアム

   

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SF読もうぜ(210) 笠井潔編著『SFとは何か』

 ●SF論の枠組みを解体し、文学の流れの中に捉え直す●
 SF(サイエンス・フィクション)は、あらゆるジャンルに拡大し、一つの文学ジャンル/ムーブメントといった範疇を超えつつある。このような時代状況を受けて、従来の分類・体系化といった方法を廃し、SFをまず一つの小説としてみつめ直す。さらにその発生/展開史に立ち返り、セルバンテスに始まる近代文学の多様な成果の中に、SFの試みを位置づける斬新な試み。
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SF読もうぜ(209) アーサー・C・クラーク『宇宙のランデブー』

2130年、太陽系に突如現われた謎の物体は、直径20キロ、自転周期4分という巨大な金属筒であることが判明した。人類は、長い間期待し、同時に恐れていた宇宙からの最初の訪問者をついに迎えることになったのだ!「ラーマ」と命名されたこの人工物体の調査のために派遣されたエンデヴァー号は、苦心のすえラーマとのランデヴーに成功し、その内部へと侵入していくが・・・・・・ヒューゴー賞、ネビュラ賞両賞受賞に輝く傑作長篇。

自己言及の映画 『スクリーム2』

 前作から2年、ウッズボローで起きた殺人事件で命を狙われたヒロイン、シドニーは楽しい大学生活を送ろうとしていた。ところがあのハロウィンマスクの殺人鬼が再び殺人ゲームを開始。シドニーや周囲の人間を恐怖に陥れる。

SF観ようぜ(2) 『サラマンダー』

   現代のロンドン。地下鉄延長工事の現場から、太古の巨大竜、サラマンダーが眠りから目を覚ました。彼らは驚異的な速さで増殖し、20年後には人類を絶滅へと追い詰めていた。サラマンダーの目撃者であったクイン(クリスチャン・ベール)は、仲間とともに要塞に隠れるように暮らしていた。そこにアメリカからサラマンダーを倒したことのある男ヴァンザン(マシュー・マコノヒー)と彼が率いる義勇軍がやってくる。空を自在に飛び回り、強烈な炎を吐き、人間を喰らうサラマンダーを相手に、と、生き残ったわずかな人間たちの生死をかけた戦いが始まった。

SF読もうぜ(208) アイザック・アシモフ『永遠の終り』

img151.jpg 時のはざまを彷徨し未来の安寧と平和のため過去を矯正する資格をもつ〈永遠人〉。厳しい訓練と教育を受けたハーランは15歳のときに、時間管理機関〈永遠〉の研修生となり、やがてもっとも有能な技術士の一人となった。彼の担当は482世紀。この世紀は人工生殖が隆盛をきわめた唯一の時代で、いまや〈現実矯正〉が必要とされていた。だが、〈普通人〉の美しい女性、ノイエスとの出会いは、彼の運命を狂わせた。〈現実矯正〉の結果は、愛するノイエスの消滅をも意味していたのだ。執行日は容赦なく迫るが・・・・・・!?ミステリ・タッチで描く巨匠アシモフ唯一の時間テーマSF!

SF読もうぜ(207) イアン・ワトスン『スロー・バード』

img150.jpg 垂直につづく岩壁世界の住人の暮らしぶりは?21世紀の銀座のクラブを舞台にした悲しきラブロマンスはいかがでしょう?夢の中にお菓子のCMが出てきたら、どうしますか?誕生日に両親から「世界」をプレゼントされた女の子のお話は?空中から出現しては消える〈バード〉が跳梁する世界で、スケート大会を観戦しませんか?英国SF界きっての鬼才ワトスンが、あなたを驚異の旅に案内する日本版オリジナル傑作集。

SF観ようぜ(1) 『地獄の変異』

 『コヨーテ・アグリー』のパイパー・ペラーボ主演によるモンスターパニック。ルーマニアの奥地で、長年にわたり封印された巨大洞窟が発見される。早速世界的探検隊が探索を開始し、順調に地地下深くへと進んで行くが、突如隊員のひとりが姿を消し…。

SF書籍感想目次

アイザック・アシモフ
 『神々自身』
 『火星人の方法』
 『サリーはわが恋人』
 『鋼鉄都市』
 『はだかの太陽』
 『永遠の終り』
 
『ファウンデーション』
 『ファウンデーション対帝国』
 『第二ファウンデーション』
 『ファウンデーションの彼方へ』
 『ファウンデーションと地球』
 『宇宙気流』
ポール・アンダースン
 『タウ・ゼロ』
 『大魔王作戦』
 『タイム・パトロール』
ポール・アンダースン&ゴードン・R・ディクスン
 
『地球人のお荷物』
 『くたばれスネイクス!』
 『がんばれチャーリー』
ジャック・ヴァンス
 
『竜を駆る種族』
ジョン・ウインダム
 
『呪われた村』
 『トリフィドの日』
 『地衣騒動』
 『チョッキー』
H・G・ウエルズ
 
『宇宙戦争』
ジュール・ヴェルヌ
 『月世界へ行く』
A・E・ヴァン・ヴォクト
 
『宇宙船ビーグル号』
 『宇宙嵐のかなた』
 『スラン』
カート・ヴォネガット(・ジュニア)
 
『モンキーハウスへようこそ1』
 『モンキーハウスへようこそ2』
 『スラップスティック―または、もう孤独じゃない!―』
 『ガラパゴスの箱舟』
 『プレイヤー・ピアノ』
 『ジェイルバード』
 『タイムクエイク』
ジョージ・A・エフィンジャー
 『重力が衰えるとき』
ハーラン・エリスン
 
『世界の中心で愛を叫んだけもの』
ジョージ・オーウェル
 『1984年』
ブライアン・オールディス
 『グレイベアド』
オースン・スコット・カード
 
『エンダーのゲーム』
ウィリアム・ギブスン
 『ヴァーチャル・ライト』
 『あいどる』
スティーブン・キング
 『キャリー』
 『ドリームキャッチャー1』
 『ドリームキャッチャー2』
 『ドリームキャッチャー3』
 『セル』
ディーン・クーンツ
 『デモンシード(完全版)』
アーサー・C・クラーク
 
『幼年期の終り』
 『イルカの島』
 『海底牧場』
 『宇宙のランデブー』
 『2001年宇宙の旅』
 『2010年宇宙の旅』
 『2061年宇宙の旅』
 『3001年終局への旅』
 『神の鉄槌』
ジョン・クリストファー
 『トリポッド 1 襲来』
 『トリポッド 2 脱出』
 『トリポッド 3 潜入』
 『トリポッド 4 凱歌』
ロバート・シェクリイ
 
『人間の手がまだ触れない』
 『残酷な方程式』
 『無限がいっぱい』
 『不死販売株式会社』
クリフォード・D・シマック
 
『中継ステーション』
ジェイムズ・シュミッツ
 
『惑星カレスの魔女』
 『悪鬼の種族』
シオドア・スタージョン
 
『人間以上』
 『夢みる宝石』
オラフ・ステープルドン
 
『シリウス』
A&B・ストルガツキー
 『ストーカー』
コードウェイナー・スミス
 
『鼠と竜のゲーム』
 『シェイヨルという名の星』
 『第81Q戦争』
 『ノーストリリア』
フレッド・セイバーヘーゲン
 『バーサーカー 皆殺し軍団』
ロジャー・ゼラズニイ
 
『地獄のハイウェイ』
 『わが名はコンラッド』
 『ドリーム・マスター』
ロバート・J・ソウヤー
 『さよならダイノサウルス』
 『ターミナル・エクスペリメント』
 『ホミニッド ―原人―』
 『ヒューマン ―人類―』
P・K・ディック
 『永久戦争』

 『暗闇のスキャナー』
 『ウォー・ヴェテラン』
 『パーマー・エルドリッチの三つの聖痕』
 『虚空の眼』
 『ジョーンズの世界』
 『ドクター・ブラッドマネー ―博士の血の贖い―』
 『流れよわが涙、と警官は言った』
 『最後から二番目の真実』
 『偶然世界』
トーマス・M・ディッシュ
 
『人類皆殺し』
 『プリズナー』
 『アジアの岸辺』
 『いさましいちびのトースター』
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
 
『故郷から10000光年』
 『愛はさだめ、さだめは死』
 『星ぼしの荒野から』
サミュエル・R・ディレイニー
 
『バベル-17』
 『アインシュタイン交点』
ウィリアム・テン
 
『ウィリアム・テン短編集1』
ラリイ・ニーヴン
 『プタヴの世界』
フランク・ハーバート
 『デューン 砂の惑星①』
 『デューン 砂の惑星②』
 『デューン 砂の惑星③』
 『デューン 砂の惑星④』
ロバート・A・ハインライン
 
『月を売った男』
 『宇宙の孤児』
 『月は無慈悲な夜の女王』
 『メトセラの子ら』
 『ヨブ』
 『夏への扉』
T・J・バス
 『神鯨』
エドモンド・ハミルトン
 『さすらいのスターウルフ』
J・G・バラード
 
『狂風世界』
 『結晶世界』
 『終着の浜辺』
ハリイ・ハリスン
 『宇宙兵ブルース』
テリー・ビッスン
 
『世界の果てまで何マイル』
 『ふたりジャネット』
フィリップ・ホセ・ファーマー
 『恋人たち』
 『太陽神降臨』
 『緑の星のオデッセイ』
ジャック・フィニイ
 
『ゲイルズバーグの春を愛す』
 『夢の10セント銀貨』
 『盗まれた街』
フレドリック・ブラウン
 
『発狂した宇宙』
 『スポンサーから一言』
 『天使と宇宙船』
 『天の光はすべて星』
レイ・ブラッドベリ
 
『華氏451度』
 『火星年代記』
デイヴィット・ブリン
 『ポストマン』
グレッグ・ベア
 『ブラッド・ミュージック』
フレッド・ヘイバーセーゲン
 『バーサーカー 赤方偏移の仮面』
バリントン・J・ベイリー
 
『永劫回帰』
 『禅銃』
 『時間衝突』
アルフレッド・ベスター
 
『虎よ、虎よ!』
 『分解された男』
ゼナ・ヘンダースン
 
『果しなき旅路』
フレッド・ホイル
 
『10月1日では遅すぎる』
ジェイムズ・P・ホーガン
 
『星を継ぐもの』
 『ガニメデの優しい巨人』
 『巨人たちの星』
 『内なる宇宙』
 『時間泥棒』
チャールズ・ボーモント
 
『夜の旅その他の旅』
ジョー・ホールドマン
 
『終りなき戦い』
ジョージ・R・R・マーティン
 『タフの方舟』
 『タフの方舟2 天の果実』
リチャード・マシスン
 『アイ・アム・レジェンド』
ヴォンダ・N・マッキンタイア
 『夢の蛇』
C・L・ムーア
 
『大宇宙の魔女』
 『異次元の女王』
 『暗黒界の妖精』
ロバート・F・ヤング
 
『ジョナサンと宇宙クジラ』
 『ピーナツバター作戦』
フィリップ・リーブ
 『移動都市』
 『掠奪都市の黄金』
アーシュラ・K・ル=グィン
 
『ロカノンの世界』
 『辺境の惑星』
 『幻影の都市』
 『闇の左手』
 『天のろくろ』
スタニスワフ・レム
 
『砂漠の惑星』
 『宇宙創世記ロボットの旅』
 『ソラリスの陽のもとに』
キース・ローマー
 
『前世再生機』
イアン・ワトスン
 『スロー・バード』
アンソロジー
 
『シャーロック・ホームズのSF大冒険(上)』
 『タイムトラベラー 時間SFコレクション』
 『SFカーニバル』
 『破滅の日』
 『千億の世界』
 『ミュウタントの行進』
 『華麗なる幻想』
 『不思議な国のラプソディ』
 『ミラーシェード サイバーパンクアンソロジー』
安部公房
 
『人間そっくり』
 『第四間氷期』
 『R62号の発明・鉛の卵』
石川喬司
 『SFの時代 日本SFの胎動と展望』
伊藤計劃
 『虐殺機関』
笠井潔
 『SFとは何か』
梶尾真治
 『黄泉がえり』
日下三蔵
 『日本SF全集・総解説』
小松左京
 『継ぐのは誰か?』

 『果しなき流れの果に』
 『復活の日』
 『エスパイ』
 『SFへの遺言』
 『SF魂』
 『月よさらば』
 『ホクサイの世界』
 『日本売ります』
最相葉月
 『星新一 一〇〇一話を作った人』
高千穂遙
 
『ダーティペアの大征服』
 『ダーティペアの大帝国』
谷川流
 『涼宮ハルヒの憂鬱』
 『涼宮ハルヒの溜息』
 『涼宮ハルヒの退屈』
筒井康隆
 『筒井康隆全集1 幻想の未来 東海道戦争』
 『筒井康隆全集2 48億の妄想 マグロマル』
 『筒井康隆全集3 馬の首風雲録 ベトナム観光公社』
 『筒井康隆全集4 時をかける少女 緑魔の町』
 『筒井康隆全集5 アフリカの爆弾 アルファルファ作戦』
 『驚愕の荒野』
 『細菌人間』
 『霊長類南へ』
 『銀齢の果て』
 『THE 筒井康隆』
筒井康隆編
 『’60日本SFベスト集成』
豊田有恒
 『あなたもSF作家になれるわけではない』
中島梓
 『道化師と神』
中島らも
 『ガダラの豚』
早川書房
 『日本SF・幼年期の終り』
広瀬正
 『マイナス・ゼロ』
 『ツィス』
福島正実
 『未踏の時代』
星新一
 『ブランコのむこうで』
光瀬龍
 『百億の昼と千億の夜』
宮部みゆき
 『蒲生邸事件』
横田順彌
 『横田順彌のハチャハチャ青春期』
対談集
 『なぜSFなのか? 奇想天外放談集①』
 『オレがSFなのだ 奇想天外放談集②』
 『SF作家オモロ大放談』

SF読もうぜ(206) アーサー・C・クラーク『海底牧場』

img149.jpg21世紀、世界連邦食料機構の海務庁牧鯨局は、食用の鯨を海で放牧し、人類の食糧需要量の一割以上をまかなうほどになっていた。その海底牧場で、牧鯨者(ホエール・ボーイ)として鯨を管理する一等監視員ドン・バーリーは、新人として配属されてきたウォルター・フランクリンの訓練をまかされることになった。だが、フランクリンにはひとに言えない過去があった・・・・・・海に生きる男たちの波瀾に満ちた運命を描く巨匠クラークの感動的な海洋SF

SF読もうぜ(205) 光瀬龍『百億の昼と千億の夜』

 ギリシアの哲人プラトン、釈迦国の王子悉達多、ナザレの救世主イエス。彼らは世界の破滅を感知し、この世界を外から支配する超越者の存在を知る。幾千億の宇宙と人類の存亡をかけ、紀元前の過去から未来までの時空間の中で、彼らは巨大な力に戦いを挑んでいくが・・・・・・宇宙の創生と終焉、神と人間、時の流れの非常さをテーマに、壮大なスケールで描く日本SF小説の金字塔。

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